TOEIC公開テストが抽選方式に、当面の申込方法を変更 アクセス集中による受付中断を謝罪
英語能力テスト・TOEICを運営する国際ビジネスコミュニケーション協会は6日、申込受付方法を当面の間、抽選方式に変更すると発表。想定を上回るアクセス集中による受け付け中断に伴う対応と説明し、受験希望者に謝罪した。
抽選申込のスケジュールが公開されたのは、10月4日に実施する「第253回TOEIC Listening & Reading 公開テスト」の受験分で、申込期間は8月7日12時から11日15時までとしている。抽選は、申し込み後に受験料の支払いが完了した受験希望者の中から抽選を実施する。同協会は、「抽選に際し、申込の順番は一切影響いたしません」としている。
同協会では、「第253回TOEIC Listening & Reading 公開テスト」の申込受付を8月5日12時から先着順で開始した。しかし、新型コロナウイルスの影響により3月から5月までの公開テストが中止となっていた影響などからTOEICのホームページにはアクセスが集中。Twitterには「就活で必要なのにTOEIC申し込めない緊急事態」「会社の査定に使うのに…」といった切実な声が相次いだ。
同協会は6日、ホームページなどに「システム不具合発生のお詫び」などを掲載。「想定を上回るアクセス集中によりシステム不具合が発生したため、受付を中断させていただきました」とした上で、受験希望者に対して「多大なるご迷惑をおかけしておりますことを深くお詫び申し上げます」と謝罪した。
TOEICの申し込みを巡っては、7月8日に受け付けを開始した「第252回TOEIC Listening & Reading公開テスト」の申し込みでもアクセスが集中し、申し込むことができない事態が発生していた。このため、同協会は「アクセス集中によるシステム不具合に対して、サーバー増強等、様々な対策を講じてまいりましたが、今回、正常にお申し込みいただけない状況となったことを受け、申込受付方法を抽選方式に変更することにいたしました」と説明している。