中学・高校の授業で手にする機会が多い地図帳。卒業と同時に捨ててしまった、なんて人も多いのでは? 代々木ゼミナール地理講師&コラムニストの宮路秀作さん(@miyajiman0621)による、「地図帳は捨てないで」という訴えがツイッターで話題になっていました。

この機会に、眠っている地図帳を引っ張り出してみては? ※画像はイメージ


大学生になっても地図帳は捨てないように!

毎年生徒たちに言っていること。 例えば、もう二度と「ソビエト社会主義共和国連邦」が書かれた地図帳は発売されないわけで、地図帳は各時代を反映した一級の資料となり得る代物。絶対に捨てないで欲しい。(@miyajiman0621より引用)

確かに、地図の改変は国名や国境などの大きな箇所だけでなく、市町村の統廃合など、身近でも起きていること。地理は不変のものではなく、移りゆくものなんですね…。過去の地図と現在を見比べるだけでも、その間に世の中で何が起きたのか、歴史をたどることだってできてしまいそうです。

この投稿を見た読者の皆さんからは、「我が家には祖母の女学校時代の満州国が載った地図帳が残っている」「うちの地球儀は祖母から引き継いだもので、ソビエト連邦がでーんと居座っておりますね」「子供の頃に買ってもらった図鑑の地図はドイツが東西に分かれてます」と、ご自宅の地図について言及するコメントが続々と寄せられていました。

中には、「あー手遅れだ」「後悔してます」とすでに処分してしまったことを後悔する人も…。筆者も、実家にしまってある当時の地図帳を引っ張り出して見たくなってしまいました。

大学生になっても地図帳は捨てないように!毎年生徒たちに言っていること。例えば、もう二度と「ソビエト社会主義共和国連邦」が書かれた地図帳は発売されないわけで、地図帳は各時代を反映した一級の資料となり得る代物。絶対に捨てないで欲しい。- 宮路秀作(地理講師&コラムニスト) (@miyajiman0621) October 15, 2019