Googleレンズに新機能。手書文字のPCへの取り込みが簡単に
カメラで写した文章を翻訳したり、植物や動物の種類を調べたりと、さまざまな場面で活躍するGoogleレンズですが、生産性を高めるための新機能として、Googleレンズで取り込んだ文字列をPCに送信可能になりました。

Googleレンズでは、カメラで写した文字列を翻訳したり、そのままコピーしたりができますが、これまでは、PCや他のデバイスにコピーしたい場合には、いったんファイルに保存したものを共有するか、クラウドサービスなどを利用する必要がありました。

しかし、新たな機能として「パソコンにコピー」メニューが追加。同じGoogleアカウントでログインしている他のデバイスにコピーしたテキストを送信できるようになりました。使い方は、テキスト選択時に出てくるメニューの中から「パソコンにコピー」を選び、送信先を指定するだけです。

送信された側では、通知とともに、その内容がクリップボードにコピーされます。手書文字の認識機能(OCR)も備わっているので、手書のメモをPCに取り込む手段としても利用できます。

なお、Pixel端末では、カメラアプリにGoogleレンズが統合されていますが、筆者の手元のPixel 4では、カメラアプリのGoogleレンズでは「パソコンにコピー」が利用できず、別途Googleレンズアプリをインストールする必要がありました。

​​​​​このほか、選択したテキストの読み上げ機能や、検索機能も追加されています。読み方のわからない英単語や、知らない単語を調べるには便利でしょう。

読み上げ機能は日本語を含む100カ国語以上で利用可能ですが、この機能のみiOS版では未対応で、後日リリース予定となっています。
Source: Google