『FF7』でカタカナ禁止プレイ。ケアルもポーションもブレイバーも使えない!攻撃手段は手榴弾?ツラすぎる縛りで全クリを目指す

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 ゲームプレイに自ら制限を設け、ゲームの難易度を上げる縛りプレイのひとつに「英語禁止縛り」というものがある。

 文字通り、英語の使用を禁止するというもので、実況プレイにおいては、会話での英語の使用を禁止、またはゲーム内に存在する英語のアイテムを使用禁止といった縛りを設けることが多い。

 会話での英語禁止ではゲームの外にも意識を割く必要があり、ゲーム内ではアイテムなどに制限がかかり難易度が上がる。どちらにも通常の実況プレイにはない面白みがあり、人気のプレイスタイルだ。

 今回紹介する動画はそんな英語縛りに関する動画。

 今回紹介するのは英字・カタカナを禁止し、『ファイナルファンタジーVII(FF7)』の低レベルクリアに挑んだ縛りプレイ動画。shelfall(2代目)さん投稿の『【FF7】英字・カタカナ禁止で低レベルクリア -part1-』だ。

 この動画は回復魔法の「ケアル」、クラウドの最強武器とされる「アルテマウェポン」のような英字とカタカナを含むアイテムや装備品、技の使用を制限し、『FF7』を低レベルでクリアするというもの。

 ただでさえ難しい低レベルクリアに加え、あらゆる場面において英字・カタカナにまみれた『FF7』での英語縛りに挑んだ驚きの動画を紹介する。

出来ない尽くしの英字・カタカナ縛り

 英字・カタカナを制限し『FF7』の低レベルクリアに挑んだこの動画。まずは制限の内容から見ていこう。

 本シリーズの制限は以下の通りだ。

・可能な限りメンバーのレベルが低い状態でクリア
・英字・カタカナを含む装備の使用禁止
・英字・カタカナを含むマテリアの装着禁止
・英字・カタカナを含むアイテムの使用禁止(戦闘中)
・英字・カタカナを含む戦闘中の行動禁止

 縛りの中で注目したいのはやはり英字・カタカナを含む○○の禁止という縛りだ。これらの縛りによって何が起きるのか? 簡単にまとめるとこのようになる。

・魔法の使用禁止
・召喚の使用禁止
・リミット技の大幅制限
・戦闘中の回復アイテム使用禁止
・低レベルクリア定番の、強力な攻撃アイテムの使用禁止
・HP強化装備の使用不可
・使用装備の制限&マテリア装着数の限定

 魔法名、マテリア名がカタカナの魔法や召喚は使用できず、強力な特殊攻撃のリミット技も大幅に制限、戦闘中の行動はどれも大きな制限がかかる。

 装備もまた使用できるものがかなり制限されているため、キャラクターの強化も大幅に制限されてしまう。低レベルクリアでなくてもなかなかの難しさのようだ。

操作キャラクターの名前もカタカナ禁止? 

 このシリーズでは先述の通り英字・カタカナのあらゆる行動が制限されており、キャラクターの名前もまたその縛りの影響を受けている。

 『FF7』では仲間になるすべてのキャラクターの名前を変更することができるのだが、動画ではデフォルトの名前が縛り条件に違反していると主人公の名前を変更。

 主人公の名前は読みを同じまま「くらうど」に設定。何とも主人公らしさのない、気の抜けた雰囲気となってしまった。

 主人公の名前変更とほぼ同時に仲間となるキャラクターもまたデフォルトネームは「バレット」と縛り条件に違反するカタカナ。こちらもひらがなに変更するのだが、ここでとんでもないミスが発生。

 ひらがなでばれっと」と入力するはずが、文字盤で上下に並ぶ「ば」と「ぱ」を見間違えてしまったのだろう。右腕にガトリングガンを仕込んだガタイのいい男性の名前は「ぱれっと」になってしまった。

カタカナを含むリミット技に悩まされるガードスコーピオン戦

 Part1では最初のボスとなるガードスコーピオン戦、1番魔晄炉の脱出までの序盤のプレイを確認することができる。記念すべき最初のボス戦の様子を見てみよう。

 動画ではまず、ガードスコーピオン戦の下準備としてぱれっとのHPを一度0にする作業が行われた。通常のプレイでは必要のない行為だが、本シリーズにおいてはリミットゲージのリセットした状態でボスに挑むため必要な犠牲だ。

 というのも、『FF7』では敵からの攻撃を受けることでリミットゲージが上昇。ゲージが溜まりきると「たたかう」というコマンドが「リミット」に変化し、強力な特殊攻撃リミット技(リミットブレイク)を使用することができる。

 通常プレイでは強力な攻撃ということで嬉しい要素となるが、ぱれっとのリミット技は「ヘビーショット」や「マインドブレイク」のように、カタカナを含んでいるのだ。

 通常攻撃である「たたかう」のコマンドが変化するということは、リミットゲージが溜まり切った瞬間にぱれっとは詰みの状態になるということ。戦えなくなるまでの時間を少しでも伸ばすため、一度HPを0にし、リミットゲージをリセットする必要があったのだ。

 準備をしたところで挑むのはチュートリアルボスとも言えるガードスコーピオン。HPも低く、通常プレイでは苦戦することもないボスだ。

 しかし、本シリーズにおいてはくらうど、ぱれっとのどちらもリミットゲージが溜まりきってしまうと実質詰み。さらに、低レベルクリアを目指しているため、くらうどに経験値が加算されないように、くらうどが倒された状態でボスを突破する必要があるため、序盤とはいえ油断はできない。

 動画ではくらうどを前列、ぱれっとを後列に配置し、ぱれっとができるだけダメージを受けないように対策をとっているものの、完璧な対策はないようで「くらうどが倒れ、リミットゲージが溜まる前にボスが倒せるように祈るだけ」とPart1から早くも縛りプレイ名物のお祈りが発動。

 なんとかTake4でガードスコーピオン戦を突破できているものの、最序盤のボスでこの苦戦。

 本シリーズではその後も低レベルクリアを目指すため経験値の分散を意識しながら、手榴弾など英字・カタカナが含まれないアイテムを駆使して巧みにゲームを進行。

 攻撃の種類によっては一撃でパーティーメンバーが倒されてしまうような強敵にも、縛りに適合した範囲内の対策を講じて突破する様子が確認できた。

 英字・カタカナにまみれた『FF7』で英語禁止縛りに挑戦した『【FF7】英字・カタカナ禁止で低レベルクリア』シリーズはPart33まで投稿、すでに完結している。自宅での時間が増えたこの機会に、ご覧になってみてはいかがだろうか。

文/富士脇 水面

【FF7】英字・カタカナ禁止で低レベルクリア -part1-

【FF7】英字・カタカナ禁止で低レベルクリア -part1-