窪田正孝「夜をこんなに味方につける監督はいない」、三池崇史監督と10年ぶりタッグ『初恋』ジャパンプレミア
映画『初恋』ジャパンプレミアが2日、都内・新宿バルト9にて行われ、窪田正孝、内野聖陽、大森南朋、染谷将太、小西桜子、ベッキー、村上淳、三池崇史監督らが登壇した。
三池崇史監督によるオリジナル・ストーリー。希有の才能を持つ、プロボクサー葛城レオ(窪田正孝)が、負けるはずのない相手との試合でKO負けを喫したことから、人生の歯車が一気に狂い、アンダーグラウンドの世界で巻き起こる人生で最高に濃密な一晩を描く。主演の窪田正孝をはじめ、大森南朋、染谷将太、小西桜子、ベッキー、村上淳、塩見三省、内野聖陽らが共演する。
カンヌ、トロント、マカオなどの国際映画祭で上映された本作。三池監督は「すごい楽しんでいただいた。ひょっとしたら、一番驚くのは日本の皆さんかもしれない。元気になるラブストーリー、希望に満ちた作品です」とコメント。
カンヌへと赴いた窪田は「僕は1泊3日で…昼に着いて取材取材で、夜ちょっとご飯食べて、次の日2時か3時起きで、そのまま湾岸スタジオに強制送還されました(笑)」と多忙ぶりを告白。小西は「舞台挨拶でカンヌの映画好きな人たちの熱気を体感しました。すごかったです!皆さん椅子をバンバン叩いて笑っていました!」と貴重な経験だった様子。
VFX特撮ドラマ「ケータイ捜査官7」以来、約10年ぶりに三池監督とタッグを組んだ窪田。「19歳の頃に初めて三池さんとご一緒させてもらって、基本的に三池さんとお仕事をする時は夜なんです。三池さんに昼間は似合わない、夜をこんなに味方につける監督はいない。夜の見えない空間でお芝居をする、不思議な高揚感があって、そこをプラスαで監督が背中を押してくれる。車のシーンもそうですが、現代ならグリーンバックで撮るものを、どれだけリアリティを突き詰めるか。監督の頭はイカれちゃってるとしか言いようがない(笑)でも、それが僕たちが求めているものなんです!」と真摯に語った。
三池組参加に染谷は「車をほんとに走らせて…すごかったですよ…」と話し、「(三池監督が)楽しそうだった。カースタントの方が実際に運転して、その中にカメラと監督と自分が乗って、俺がフォーフォー言いながら銃をパンパン撃って。カットかかったら全員が大爆笑。そんな楽しい時間でしたね」と刺激的な撮影期間だったよう。初の三池組となった村上は「憧れに憧れまくった初の三池組。監督をトップに、スタッフも完璧でしたね!」と明かした。
イベントでは、舞台挨拶のラストに撮影タイムのファンサービスが設けられるなど、最後まで大盛り上がりだった。
映画『初恋』は2月28日(金)より全国公開
(C)2020「初恋」製作委員会
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