『スマホを落としただけなのに』千葉雄大×成田凌、“女優”白石麻衣を絶賛「同じ役者として本当にかっこいい」
映画『スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼』完成披露試写会が29日、都内・イイノホールにて行われ、千葉雄大、白石麻衣(乃木坂46)、成田凌、鈴木拡樹、井浦新、中田秀夫監督が登壇した。
前作『スマホを落としただけなのに』に引き続き中田秀夫が監督を務める映画第2弾の原作は、志駕晃によるシリーズ第2弾「スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼」。主演は、恋人にさえ言えない秘密を抱え、IT業界から突然警察に転職した刑事・加賀谷を演じる千葉雄大。加賀谷の恋人で、新たな事件に巻き込まれていくヒロイン・美乃里役に白石麻衣(乃木坂46)。加賀谷に逮捕され獄中にいながらも、美乃里に興味を示す“囚われの殺人鬼”浦野役に成田凌が扮する。さらに、WEBセキュリティ会社社長を鈴木拡樹が、美乃里を狙う謎の男を井浦新が演じる。
舞台中央に置かれた巨大スマホの画面から華々しく登場したキャスト陣。大歓声で迎えられる中、続編が決まった時の心境を聞かれた千葉は「本当にびっくりしました。監督・スタッフの皆さんとまた新たな作品を作れる嬉しさがありましたし、白石さん・鈴木さん・井浦さん、本当に素敵なメンバーともお芝居できて嬉しく思っています。この人(成田)は前やってるからさ(笑)」と喜びをあらわに。
また、前作とは変わり主演を務めたことに「皆さんを引っ張っていく心算で現場に臨んだので、ブイブイ言わせてました!」と千葉。成田は「(千葉から)ブイブイ言わされてました!僕と白石さんでブイブイを分け合っていました(笑)」と笑みをこぼした。
前作での怪演ぶりが反響を呼んだ成田。「初対面の方から『スマホのイメージが…』と、なかなか最初は目を合わせてもらえず。特に女性に関しては、『近寄らないでください…』と言われていたので(笑)成功だと、中田監督ありがとうございます!という気持ちでいっぱいです」と、俳優として嬉しい反響があったことを明かした。
今作から新たに作品に参加した白石。先日、アイドルグループ・乃木坂46からの卒業を発表した白石は「去年の夏頃に撮影をしていた時期に、卒業のことを悩んでいて…でもこの作品にかける想いが強かったので、とにかくこの作品に全力を出し切って、撮り終わった時に何か卒業とつながるものがあって『今かな…』と卒業を発表させてもらった。たくさん勉強にもなったこともありますし、自分の成長にもつながったので、この作品に出会えて嬉しく思っています」と真摯に語る。
共演した千葉は、白石の演技に「大変なシーンもありましたが、中田監督から投げられた演出に対して、まっすぐな姿勢で撮影に臨まれていた。同じ役者として本当にかっこいいなと思います。最近は宣伝活動も一緒にやらさせていただいて、白石さんと一緒だからこそできることがたくさんあって、本当に力になるなと思います。逆に支えられているなと思います」と絶賛した。
成田も、「2人(千葉・白石)のシーンを見に行ったことがあるんですが、覚悟というものをものすごく感じましたし、白石さんが軸として強い女性でいないと作品が成り立たないので、“白石麻衣”という女優の強さをすごく感じて感動しました!」と白石の女優ぶりに刺激を受けた様子だった。千葉・成田の言葉に、白石は「すごく嬉しいです!お芝居がすごく好きで、これからもたくさん演技をしていきたいなと思っているので、この作品でより一皮剥けていたらいいなと思います」とコメントした。
WEBセキュリティ会社社長を演じた鈴木は、「機械全般が苦手」なようで、「そんな人間にWEBセキュリティ会社社長のオファーがくるかと…本当にハラハラしました。最初の本読みの時、中田監督に『パソコンを使っている時に、(カメラの)寄りってどれくらいありますか?』と質問をしたほど。そこがどうしても怖かったですね」と吐露した。
イベントでは、成田扮する浦野の師であり、殺人鬼のブラックハッカー“M”の正体について「犯人“M”は私だ!?」と男性キャストがプレゼンをする一幕が。成田は「前作で言いました…『ぜーんぶ僕でーす!!』と。今回の題名、“囚われの殺人鬼”…それはつまり、僕でーす!」と自信満々にプレゼン。
白石扮する美乃里を狙う謎の男を演じる井浦は、「僕が犯人だからオファーを受けている。ポスター、僕は本当は出ないようにしたかったんです。なぜなら僕が犯人だから。明らかに犯人の様相。フードを被っている人物、あれは僕がフードを被って撮っているんです!どう考えても僕が犯人!」とコメント。鈴木も「加賀屋くんと一緒に立ちあげた会社の社長、美乃里ちゃんは従業員。もし、僕が美乃里ちゃんを奪いたいと思っているのだとすれば…そして、会社の屋台骨となっている加賀屋くんが作ったデータのソフト、これの権利も一緒に奪いたい。動機は十分じゃないでしょうか?」と役柄・関係性に絡めて発表した。
千葉は「僕の役名、加賀谷学…イニシャル“M”じゃね?主演が犯人、新しくないですか?井浦さんがフードを被っている人物は『僕です』とおっしゃっていましたが…何をおっしゃる、あの可愛らしい輪郭のフォルム、僕しかいないじゃないですか!役をおりても、誰よりもこの中で二面性があるのは…僕でーす!!」と熱いプレゼンを発表。審査員の白石は千葉のプレゼンを選び「主演らしい説得力!素晴らしいプレゼンでした!」と笑みをこぼしていた。
映画『スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼』は2月21日(金)より全国東宝系にて公開
(C)2020映画「スマホを落としただけなのに2」製作委員会
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