小栗旬、次期大河の主演が決定で浮き彫りになった「ハリウッドの高いカベ」
1月8日、大河ドラマ『麒麟がくる』の放送がスタートする前に、早くも再来年の番組概要が発表された。
「61作目となる大河ドラマ『鎌倉殿の13人』は、主人公の北条義時を小栗旬さんが演じます。脚本はこれまで『新選組!』や『真田丸』を手がけた三谷幸喜さん。源平合戦から鎌倉幕府の誕生が題材で、将軍を支える御家人たちを描くようですね」(テレビ誌ライター)
そんな名誉を勝ち取った小栗だが、彼は昨年8月からアメリカに拠点を移している。
「小栗さんは現在も、奥さんの山田優さんとお子さんと一緒にロサンゼルスで生活しています。年末年始は日本に一時帰国していたようですが、また戻っていったみたいですね。今年公開されるハリウッド映画『ゴジラvsコング』にも出演します」(スポーツ紙記者)
家族全員でアメリカへ渡った小栗の決断は“今後は日本ではなく、ハリウッドで俳優として活動するため”と多くのメディアで報じられた。
「小栗さんは'10年に公開された映画『シュアリー・サムデイ』で監督を務めたり、俳優たちの権利を守るため“俳優組合”の構想を表明したりとチャレンジ精神旺盛な人です。そのため、昨年の渡米も新しい挑戦なのではと思われていました」(映画ライター)
あくまで「英語の勉強」のための渡米
1年以上にわたる長丁場の大河ドラマ撮影となれば、帰国はやむをえない。出演を決めたということは、アメリカでの挑戦を諦めて再び日本で活動をするということなのだろうか。
「現地で多くのオーディションを受けているようですが、あまりいい結果は出ていないといいます。やはりハリウッドの壁は高かったのか、最近は周囲にも“撮影が始まる来年の夏までには帰国する。大河が終わってもアメリカには行かない。そこからは日本で活動する”と話しているそうです」(芸能プロ関係者)
彼が所属する事務所の山本又一朗社長も、昨年10月、小栗の渡米に関して週刊女性にこう話していた。
「彼の渡米は、あくまで俳優の可能性を高めるために英語の勉強の必要があったからです。ハリウッド版ゴジラに出演するのも配給会社から直接オファーがあったからであって、小栗がハリウッドスターを目指していたわけではありません。最初から数年したら日本に戻ってくるつもりだったのに、週刊誌が大騒ぎしたんです」
改めて、所属事務所に今後の動向を聞くと、
「社長も過去に申し上げましたとおり、小栗は最初から英語の勉強が目的でアメリカへ行きました。彼が日本を中心に活動することに依然変わりはありません」
大河の撮影が始まるまであと1年半。残された時間で精いっぱい経験を積んで帰国したいということなのだろう。アメリカでの武者修行を終えた小栗が、受難続きの大河ドラマを大いに盛り上げてくれるに違いない!