マニー・パッキャオ、コナー・マクレガー、ロイド・メイウェザー(左から)【写真:Getty Images】

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総合格闘家マクレガー、ボクシングでメイウェザー&パッキャオ戦熱望

 総合格闘家のコナー・マクレガー(アイルランド)がボクシングでリングに上がる可能性が浮上している。しかも、元5階級制覇王者フロイド・メイウェザー(米国)と6階級制覇王者マニー・パッキャオ(フィリピン)が対戦候補。米メディアが報じている。

 ビッグネームの対戦は実現するのだろうか。「マクレガー、ボクシング復帰戦の相手をメイウェザー、パッキャオに照準」と報じたのは、米紙「ニューヨークポスト」だった。マクレガーは18日(日本時間19日)に米ラスベガスで行われる「UFC246」のリングで試合予定。記事では「コナー・マクレガーは1年以上の時間を経て、初めてUFC246で土曜のリングに復帰するが、このアイルランド人ファイターはボクシングでのビッグマッチを見据えている」と紹介している。

 今週末のメインカードで元UFCライト級&フェザー級2冠王マクレガーが1年3か月ぶりに復帰予定。“カウボーイ”ドナルド・セラーニとウェルター級で対戦するが、その先にはボクシングでリングに上がることを希望しているという。

 2017年8月にメイウェザーに10回TKO負けして以来、ボクシングで戦っていない。しかし、同紙では「前2階級チャンピオンであるマクレガーはESPNのインタビューで『フロイト・メイウェザーまたはマニー・パッキャオとボクシングで戦うことに興味がある』と発言。ボクシングについて『本当に最高の経験だった。だから、もう一度やりたいんだよ。きっと実現するだろうね』と語った」とマクレガーのコメントを紹介している。

 メイウェザーに関しては「あいつは俺との戦いを気楽にしか考えていないさ」「あいつは他の誰かと戦うだろう」とも述べているという。さらに両者のプロモーターの動向についてもこう記載されている。

パッキャオ戦の可能性も米指摘「オファーはすでにしている」

「UFC代表のドナ・ホワイトは最近、メイウェザーと引退の撤回及びリングへの復帰の契約にこぎつけ、今夏(メイウェザーの代理人を務める)アル・ヘイモンと会談するという。ただ、マクレガーとメイウェザーの一戦にはMMAとの口頭で合意に至っているというものの、マクレガーは『(実際の合意とは)ならないだろう』と語った」

 事態が複雑化している要因としてマクレガーによる2件の性的暴行事件が取り沙汰されているが、ESPNのインタビューで本人は否定しているという。一方、メイウェザーは昨年11月に自身のインスタグラムに「2020年に復帰するぜ」と投稿し、カムバックを示唆していた。

 記事では「もしメイウェザーが再戦することに乗り気でないなら、マクレガーにはパッキャオとの対戦の可能性が出てくる。マクレガーはパッキャオ戦のオファーはすでにしているというものの、戦うタイミングに関しては『まだだろうな』と語っている」と説明。実現すれば世界的ビッグイベントになる可能性もあるが、どうなるのだろうか。(THE ANSWER編集部)