初の“公式オフ会”にファン熱狂!田中圭、35歳の目標は「『おっさんずラブ』で学んだことを広めていきたい」
『劇場版おっさんずラブ 〜LOVE or DEAD〜』公開記念!連続ドラマイッキ見上映会が9日、都内・TOHOシネマズ六本木ヒルズにて行われ、田中圭、瑠東東一郎監督が登壇した。
おっさんずラブ史上初の”公式オフ会”となった連続ドラマイッキ見上映会。3話までの上映が終わり、思い思いのプラカードや公式グッズなどを取り出して”おっさんずラブ愛”に充ちた会場に、主演の田中圭と監督の瑠東東一郎が姿を現すと、「圭くんー!!監督―!!」と割れんばかりの歓声で迎えられ、田中は「皆さんありがとうございます!今日はスゴイことをしていますね、規模の大きさにビックリしているんですけど、公式オフ会ということでオフ気分でポップコーンを持って来てみました!(笑)。全国での中継もありますし、皆さんと一緒に楽しんで帰りたいと思います!」と茶目っ気まじりに挨拶し会場を盛り上げた。
連続ドラマイッキ見イベントということで「久しぶりにドラマを見返したら、やっぱり第3話が好きだった。瑠東さんの回じゃないんだけど(笑)。あとはやっぱり最終話が本当に印象に残ってます。武蔵の男らしさとかグッときますよね」と振り返ると、瑠東監督も「やっぱり最終話は現場の空気もすごく覚えていて、部長との教会のシーン、牧との最後のやりとり、そしてラストシーン」と自身が担当し思い入れの深い最終話を思い返したところで、田中から「でも実はラストシーン、監督とモメたんですよ!あんな一番最後の大事なシーンでゾイド撮ろうとするんだもん!それは違うよ!って(笑)」と暴露。瑠東監督も「あれはひんしゅくでザワザワしたね…いろんな人にも怒られました…(笑)」とタジタジになりながら述懐し、この日集合したファンは何度も見ているに違いない最終話ながら、このあとに続く上映がさらに楽しみになるエピソードに会場ものボルテージも最高潮に。
ここで、まだまだベールに包まれていた『劇場版おっさんずラブ 〜LOVE or DEAD〜』の<新プロジェクト発表会>と称して5つの最新情報が続々と明かされることが告げられると、待ちに待っていた観客は大盛り上がり。
さっそく発表された第1弾は<劇場版最新ポスタービジュアル&予告編解禁!>で、大スクリーンに映し出されたポスターに会場が沸き立つなか、田中も「みんな登場しているんで好きですこのポスター!」と目を輝かせた。続いて予告編の上映が始まると、世界初お披露目となる映像に会場中が食い入るようにスクリーンに釘付けになり、「おっさんずラブ」ならではのコメディテイストを残しつつ映画ならではのとんでもないスケールを期待させられる、衝撃につぐ衝撃の展開が映し出され、1カットごとに黄色い歓声と悲鳴にも似たどよめき、そして大拍手が入り交じるとてつもない大興奮。
田中が「みんなテンションあがったでしょ!?『おっさんずラブ』を愛してくださっているみなさんの声、ヤバイっす!」とファンの大歓声に喜ぶと、瑠東監督も「ヤバイ!すごい嬉しかったですね!すごく良く作っていただいて、自分で言うのもなんですが面白そう!(笑)」と一緒に喜んだ。
続いて第2弾は<劇場版最終追加キャスト発表>。予告編に一瞬だけ映っていたというそのキャストが誰なのかザワつくなか、最終追加キャストとして天空不動産のご令嬢役を演じるおかずクラブのゆいPが発表されると、会場は拍手と笑いに包まれた。聖地巡礼をするほど「おっさんずラブ」の大ファンであるオカリナが本作のオファーを「好きすぎるので出演できません!!」とまさかの辞退をした経緯が明かされ、会場からは共感したファンからの拍手。
ゆいPとの撮影を田中が「むちゃくちゃおもしろかったんですよ!本当に緊張していて、すごく練習されてきていたんですけど、それを『自然にやってください』と2秒で壊しました(笑)。かなりのご令嬢が誕生しましたね。翻弄されましたよ」と振り返ると、瑠東監督も「圭くんが(お芝居が)上手いからどんどん引き出してくれて、ほんと大爆笑です!新たなパターンがありました!」と自信をのぞかせた。
止まらない発表、第3弾は<劇場版オフィシャルブック発売決定>!映画の公開日8月23日(金)に発売される。第4弾、<劇場前売特典内容発表!>では、7月12日(金)より発売となる劇場鑑賞券の全国合計3万名様限定の特典として選べる3種の【オリジナルポストカード3枚セット】のデザインが次々とスクリーンに映し出された。第5弾は、<完成披露試写会を含む「おっさんずフェス」実施決定>。一般向けの試写会はこの完成披露が最初で最後の一度限り、プレミアチケットになること間違いナシ!ということで、残念ながらそのチケットを手に入れられなかった!というファンにも楽しんでもらうべく、この日は試写だけでなく一日かけて様々なイベントが用意された「おっさんずフェス」が開催されることが明かされた。後日、詳細が発表される。
こうして大発表テンコ盛りのイベントに胸いっぱいな観客へ、田中は「連続ドラマがたくさんの方に愛していただける作品になり、支えてくれる皆さんがいることをしっかり分かったうえで、今回の劇場版で完結ということで、あの連続ドラマを超えるぞ!じゃないとやる意味がない!とみんなで始めました。プレッシャーも、不安なこともあったんですけど、やってみたら、たぶん、出来ちゃいました…!」と胸を張り宣言すると会場からはこの日一番の愛の籠った暖かな拍手。さらに続けて「まだ完成版を観られてないですが、キャスト全員やりきっていますし、悔いが全くないです。楽しみにしていてください!」と力を込めた。
瑠東監督は「テンションも高く撮影に入ったんですが、どうなるかやってみなきゃわからないことも多かった。でも終わった瞬間に、すごいものが撮れたなと。圭くんが座長としてみんなを鼓舞してくれて、もう二度とこんなもの撮れないかもと思わせてくれるくらいのお芝居を撮らせてもらったんです」と感無量の様子で語ると、田中が「僕たちが全幅の信頼を置いている瑠東監督ってすごくアツい人で、撮影前にご飯にいったときに、俺はむこう10年誰も作れない映画を作りたい、もう今はこれ以上のものを撮れないし撮る気もない、とか言っててどういうことなのかなと(笑)」と監督の発言をバラすと、瑠東監督がここでもタジタジで「酔ったときのやつやめて!恥ずい!!(笑)」と本気で恥ずかしがるのもお構いなしに、田中はさらに「でも瑠東さんがそう言うということは、僕らは楽しみに待っていられますし、僕も早く完成版を観たいです!」と完成を心待ちにする気持ちを明かした。
これでイベントの幕が閉じるかと思いきや、会場に音楽が流れ出し田中&瑠東監督が驚くなか、7月10日に35歳の誕生日を迎える田中圭にサプライズで、黒澤部長の手作り弁当を模した巨大誕生日ケーキが登場。田中は「うわすごい!おいしい!」と目を丸くしながら一口ペロリと食べると、司会者に「このあと撮影にも使うのであまり食べすぎないように…ちょこっとで…!」と指摘され赤面する一幕も。
さらに六本木の会場はもちろん日本全国の観客一同から♪ハッピーバースデーはるたん〜♪の大合唱が贈られ、深々とお辞儀をした田中は「『おっさんずラブ』の現場でみんなから学んだことがたくさんあって、全ての現場がこうあるべきと思えるくらい好きだったので、違う作品でもそういう現場を目指してやっています。『おっさんずラブ』の世界には悪意がなくて、悪意がないものって素敵だなと思うので、35歳の目標は『おっさんずラブ』で学んだことを広めていきたいのでがんばります!今日は(この会場以外にも)全国10か所でも『おっさんずラブ』を一緒に盛り上げてくれる皆さんがいて、『おっさんずラブ』を通して皆と一つになれて、誕生日もお祝いしてくださって嬉しいです。この映画を皆さんと一緒に当てたいと思うので、みなさん力を貸してください!」と感謝とともにアピールを忘れず。
客席の中央でケーキと「おっさんずラブ」ファンと一緒に写真撮影を行うなど最後までファンと一緒に盛り上げ続け、約1か月後の「おっさんずフェス」、そして劇場公開と、令和初の日本の夏が”おっさんずラブ”一色に染まることを予感させる激アツのイベントとなった。
『劇場版おっさんずラブ 〜LOVE or DEAD〜』は8月23日(金)より全国公開
(C)「劇場版 おっさんずラブ」製作委員会
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