映画『Diner ダイナー』初日舞台挨拶が5日、都内・丸の内ピカデリーにて行われ、キャストの藤原竜也、玉城ティナ、窪田正孝、本郷奏多、武田真治、真矢ミキ、奥田瑛二、監督の蜷川実花が登壇した。

「ここは、殺し屋専用のダイナーだ。皿の置き方一つで消されることもある」ほんの出来心で怪しいサイトのバイトに手を出したばかりに、一瞬で普通の生活から転落した女性・オオバカナコが、殺し屋専用のダイナーにウェイトレスとして売られるところから物語が展開される。天才シェフであり、元殺し屋のボンベロを藤原竜也が演じるほか、ダイナーに売られた少女・オオバカナコ役に玉城ティナ、ダイナーに集う強烈な“殺し屋”役に窪田正孝、本郷奏多、武田真治、斎藤工、佐藤江梨子、金子ノブアキ、小栗旬、土屋アンナ、真矢ミキ、奥田瑛二らが扮する。監督を写真家・映画監督の蜷川実花が務める。

公開初日を迎え、藤原は「1年前にちょうど撮影をしていて、この濃いメンバーでやっておりました。ようやく初日を迎えられて、反応はあえて聞きません。武田さんにお任せします!」とにっこり。パスを受けた武田は「皆さんこんにちは〜!!ちょっと元気がないようなので一回スクワットしますか?楽しんでいただけましたか〜!?」と声を張り、会場を大いに盛り上げていた。

また、1ヶ月半の撮影期間を経て「今だから聞きたいことは?」という質問に、藤原は「12時間とかずーっと雨に打たれてて…真矢先輩が(あるシーンの撮影に)入ってこられて全部かっさらって持っていく(笑)真矢さんが立ち回りをすると全スタッフが『お〜』『真矢さんすごい』って拍手をするんです。まてまて、12時間くらい朝からやってて(藤原に対して)拍手が一個もないじゃないかと」と嘆き。真矢は「年齢いっているから盛り上げないとと思ってのご配慮だったと思います(笑)」と笑みをこぼし、蜷川監督も「竜也の大変なところは、『出来て当たり前』だとみんなが思い過ぎちゃってるところ。アクションもすごく上手だから『できるできる。あ、出来たね』ってなっちゃうのがしんどいところですよね」と明かした。

玉城は「なんでオオバカナコという役を私に当てはめたのか気になっていた」とコメント。蜷川監督は「何の不安もなかった。絶対大丈夫だと。それは全員に対して思っていたことで、期待値しかなかった。大好きな人たちばっかりだったから『絶対すごいのになるぞ!』と信じていた」と玉城だけでなく、全キャストを信頼してのことだったと明かした。

窪田は、武田が劇中で披露する“スペイン語”について触れ「どれくらい練習したんですか?すごいサラッと喋られていたので…」と言い寄る。武田は「6回くらい。今じゃなくて現場で聞いてくれればよかったのに(笑)」とツッコミを入れつつ、「スペイン語の監修の方が、ご自身で喋っている動画を撮って送ってくれるんですが、なぜか山手線でセリフを言っているんですよ。駅で降りるか、もっと(適した)場所があるんじゃないのかなって(笑)不思議な事前資料でしたね」と笑いをさらった。

本郷は、窪田扮するスキンのビジュアルに「傷だらけでめちゃくちゃカッコイイ!」と惚れ惚れ。だが、「耳がちぎれているじゃないですか?あれはどういう設定で…僕の予想では、スキンがおっきいピアスをしていて、セーターを着る時に『アッ!!』ってなったのかなって」と蜷川監督に質問すると、「ノリで決めちゃったんですよね(笑)なので、セーターにひっかけちゃったんだと思います(笑)まさか当てられるとは(笑)」と蜷川監督。会場は笑いに包まれた。

イベントでは、7月7日の七夕が近いことから、作品にちなんだ“ぶっ飛んだ”願い事をキャスト陣が披露。中でも藤原は「Diner ダイナー2 撮影 ALL メキシコロケ」と発表。蜷川監督は「実はセットの外回りだけは私だけメキシコに行って撮っていたんです。メキシコで2いっちゃいましょうか!」とにっこり。窪田も「『日本映画ってすごいんだぞ!』と世界に言える作品だと思います」と自信をのぞかせ、武田は「Diner ダイナー2 ブローVSキッドというのはどうでしょう?」と続編を妄想していた。

映画『Diner ダイナー』は7月5日(金)より全国公開

(C)2019 映画「Diner ダイナー」製作委員会

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