アーセナルを強化できる、6名の「現実的ターゲット」

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『FourFourTwo』は10日、「アーセナルが今夏チームを改善させるために獲得できそうな現実的ターゲット」という記事を掲載した。

ウナイ・エメリ体制1年目のアーセナルは、今季もトップ4に入ることは難しそうだ。ヨーロッパリーグで優勝すればチャンピオンズリーグ出場権が転がり込んでくるが、それでも今夏の予算は限られたものになると言われている。

アーロン・ラムジーがユヴェントスに去ることが決定していることもあり、効率のいい補強が必要なマーケットになりそうだ。そのなかで現実的に獲得できそうなターゲットとは?

カミル・グリク(モナコ/センターバック)

ローラン・コシェルニが怪我で継続的に起用できず、シュコドラン・ムスタフィはどうも信頼性に欠ける。アーセナルは少なくとも2名のクオリティあるセンターバックが必要である。その一人は経験豊かで自然なリーダーでなければならない。

それはカミル・グリクを獲得することで手にできるだろう。彼はトリノでプレーしていた2015年にアーセナルのターゲットになっていたが、今こそ契約する最適なタイミングかもしれない。

モナコをリーグアン優勝に導いたポーランドのセンターバックは、ピッチの内外で強力なパーソナリティを持ち、戦術的にもシャープで影響力がある。

ロドリゴ・タリン(レガネス/センターバック)

このリストで二人目のセンターバックは、より若くて知名度は低いが、非常に高いポテンシャルを持っている。

アーセナルはバルセロナのアカデミーで育った選手を愛している。ロドリゴ・タリンは22歳で、昨年夏にバルセロナのトップチームで必要とされないことを理解し、フリーエージェントでレガネスへと去っていった。

リーガ・エスパニョーラで非常にいい守備を見せている最終ラインの一員となっており、彼がスタメン起用されたときは14試合で13失点しかしていない。ボール扱いもうまく、戦術的にもなかなかだ。

ジュニオール・フィルポ(ベティス/左サイドバック)

左サイドバックのポジションも、アーセナルが強化しなければならないポイントの一つだ。ナチョ・モンレアルは33歳で、セアド・コラシナツは不安定なところがある。

ジュニオール・フィルポとベティスの契約には5000万ユーロ(およそ61.6億円)のバイアウト条項が付随している。そこまでの価格になるとは思えないが、安い投資にはならない。しかしそれだけの価値はあるはずだ。

攻撃志向のサイドバックであり、かつてはレアル・マドリーがマルセロの後継者として獲得を狙っているとも言われた男だ。またセンターバックもこなせる応用力があり、これからももっと成長できる22歳だ。

ケニー・ララ(ストラスブール/右サイドバック)

エクトル・ベジェリンは今夏どうやらどこにも行かないようなので、アーセナルが必要なのはそのバックアップとなる右サイドバックだ。ベンチに座っても理解してくれるまともなサブを。

今季のリーグアンで間違いなくトップクラスの右サイドバックであることを証明した27歳のケニー・ララは、そのプロファイルに合致する。野心的な選手で、4バックシステムにも、3バックシステムにも対応できる。

2部リーグでの経験も長く、アーセナルに加入することは彼にとって特別なものになるだろう。いきなりプレミアで常時プレーできなくても、大きな不満分子にはならないはず。

ルスラン・マリノフスキー(ヘンク/センターハーフ)

アーセナルは長い間あの敏腕ディレクターのモンチ氏を雇いたいと考えていた。それは上手く行かなかったが、そのモンチ氏が気にしていたというマリノフスキーを獲得できる可能性はあるはずだ。

彼はベルギーのヘンクでプレーしているが、1月にはローマに移籍する可能性が高かったと言われている。26歳のウクライナ人は、技術とビジョンとキックの魔法で知られる万能センターハーフである。

アーロン・ラムジーの後釜と期待するのは酷であるが、メスト・エジルがいないときに起用できる攻撃面でのタレントと考えれば、高くはないターゲットだろう。

マルキュス・テュラム(ギャンガン/FW)

アーセナルは2名のトップレベルのストライカーを持っている。ラカゼットとオーバメヤングだ。しかしそのあとのオプションがダニー・ウェルベックで、彼は今夏退団する可能性が高い。そこにリリアン・テュラムの息子マルキュスを入れてはどうか。

彼はギャンガンでプレーしており、チームは降格まっしぐらだ。彼の契約は2020年までで、今夏は売却されるだろう。左ウイングと中央をこなす長身FWのマルキュスは交渉できる余地がたっぷりある。

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確かに彼は経験不足であるが、ポテンシャルは高いし、価格も高くはないだろう。外でも起用できるため、3トップ時のオプションとしても面白いはずだ。