総務省が発表した労働力調査(速報)によると、2018年11月の完全失業率(季節調整値)は前月比0.1ポイント増となる2.5%だった

 男女別の完全失業率は、男性が2.7%で前月比増減なし。女性は2.3%で前月比0.1ポイント増となった。

 完全失業者数は168万人(前年同月比10万人減)。完全失業者のうち「定年又は雇用契約の満了」は17万人(同3万人減)、「勤め先や事業の都合」は22万人(同6万人減)、「自己都合」は75万人(同2万人増)だった。

 就業者数は6709万人(前年同月比157万人増)で、71カ月連続の増加となった。就業者数のうち雇用者数は5983万人(同118万人増)。

 正規雇用は3519万人(同63万人増)、非正規雇用は2142万人(同81万人増)となった。

 非正規雇用の内訳は、パート1041万人(同40万人増)、アルバイト483万人(同55万人増)、派遣社員136万人(同2万人増)、契約社員279万人(同14万人減)、嘱託120万人(同7万人減)、その他84万人(同6万人増)。

 就業者数の前年同月比を産業別に見ると、医療・福祉(38万人増)、宿泊業・飲食サービス業(34万人増)、サービス業(他に分類されないもの)(24万人増)などが増加し、卸売業・小売業(7万人減)、運輸業・郵便業(3万人減)などが減少した。