(左)バルセロナに加入するMFマルコムと(右)ボルドーのグスタボ・ポジェ監督【写真:AP&Getty Images】

写真拡大

ボルドーから移籍金53億円の5年契約で移籍「彼は完璧に準備できている」

 バルセロナは現地時間24日、フランス1部ボルドーから21歳のブラジル人MFマルコム・フィリペ・シウバ・デ・オリベイラスを獲得したと発表。

 ASローマへの移籍が合意に至ったとされるなかでの“強奪劇”は話題となったが、ボルドーのグスタボ・ポジェ監督は教え子がスペインの強豪で問題なく順応するだろうと太鼓判を押した。英紙「デイリー・エクスプレス」が報じている。

 レフティーのマルコムは10代からブラジルの名門コリンチャンスでプレーし、18歳にしてフランスの名門ボルドーに加入。3シーズンで96試合23ゴール13アシストをマークした。その実績を高く評価したバルサは、移籍金4100万ユーロ(約53億円)に100万ユーロ(約1億3000万円)のインセンティブも付ける形で5年契約を結んだ。

 マルコムはバルサ公式サイトで「子供の頃からの夢が叶った。たくさんの喜びをファンに届けたいし、僕のスタイルでチームメイトの力になりたい。始まるのが待ちきれない」とコメント。一方、記事ではボルドーで指導したポジェ監督の“マルコム評”を伝えている。

「彼は完璧に準備できている。システムにもよるが、彼は両サイドでプレーできる選手だ。特に右からのカットインは、(リオネル・)メッシに似ている。バルセロナのようなチームであれば、順応するのは難しくないだろう」

 左足を巧みに使った右サイドからのドリブルは、バルサのエースであるアルゼンチン代表FWリオネル・メッシに似ていると恩師は高く評価した。果たして、21歳のウインガーは世界屈指の名門で輝きを放てるだろうか。


(Football ZONE web編集部)