新潟市の商業施設、「レインボータワー」が解体されることになった。2018年8月下旬から11月下旬にかけて解体工事を行う。5月2日に地方紙などで報じられ、ゴールデンウィーク(GW)期間には、帰省中の人々らから写真付きの惜別ツイートも多数投稿された。

しかし、そもそもどうして解体されるのだろうか。Jタウンネット編集部は7日、運営する新潟交通に話を聞いた。

部品が手に入らなくなり安全性確保が困難に

Kazuhisa OTSUBOさん撮影、Flickrより

「レインボータワー」は同市中央区の商業地域「万代シティ」内にある、バスセンタービル内に直立している。

高さ100メートルほどの客車が回りながら上昇する展望施設だ。

1973年11月に開業し、延べこれまで341万人が来場し、「街のシンボル」として愛されてきたが、東日本大震災後に営業休止となっていた。

今回、解体する理由について聞くと「維持費と安全性の確保が難しくなるため」としている。

レインボータワーの年間維持費は500万円。加えて、客車をメンテナンスする際に使用する機械の部品が手に入らなくなったとメーカー側から通達されたことから、安全性を維持するのは困難と判断した。

新潟交通は解体について「街のシンボルだったために残念ですが、解体に踏み切ることにしました」と話した。

ツイッター上では、解体について

等の反応が上がっている。