2018年4月25日から26日にかけて、近鉄南大阪線が大阪阿部野橋駅(大阪市阿倍野区)―河内天美駅(大阪府松原市)間の上下線で運転を見合わせた。

各メディアの報道によると、担当者が大和川橋梁上のレールでゆがみを確認したため。橋では橋脚を補修工事中で、センサーはその傾きを検知したという。

26日16時頃運転再開


河内天美駅舎(Graben さん撮影、Wikimedia Commonsより)

同日、雨で川が増水し、橋脚下の川底が削られて傾いたことが原因とみられると発表された。

各社報道によると、橋脚は9本あり、そのうち1本の橋脚上部が上流側に7.8センチ傾き、線路も上流側に最大で2.4センチずれていた。他の1本も、昨年10月の台風21号で川底が削られて約2センチ傾いていたため、この2本の補強工事を実施している最中だった。

近鉄は、26日、同日16時頃に運転が再開したと発表。以降問題なく運行している。

ツイッターでは、今回の件に対し、

と歪む前の写真を投稿している人もいれば、

と運転再開後の様子を投稿している人も、そして、

と胸をなでおろすものも見られた。