布川敏和、息子・隼汰が舞台ドタキャン降板も「彼は優等生だから」と擁護
「宅間さんの作品が僕は大好きで、本当に泣いて、笑って、今回で3度目になるんですけれど本当に楽しみで、娘と見にいくはずだったんです」
困惑した表情でそう語るのは布川敏和。息子・隼汰の突然の舞台降板は、父にとっても青天の霹靂だった。
3月29日から上演される宅間孝行演出の舞台『笑う巨塔』のキャストに名を連ねていた隼汰に突然の降板が報じられたのは、3月15日のことだった。
「稽古中、何度注意されてもまったくセリフを覚えてこない隼汰さんに、宅間さんが“やる気がないならやめろ!”と叱りつけ、その翌日から隼汰さんが稽古場に来なくなってしまった。突然のことに現場は大混乱だったそうです。後日、所属事務所が正式に降板を申し入れました」(スポーツ紙記者)
'07年『3年B組金八先生』(TBS系)で、母・つちやかおりと親子役で共演し、俳優としてデビューした隼汰。その後、主に舞台で活動し、昨年には『スッキリ』(日本テレビ系)の不定期レギュラーにも抜擢された。
「しゃべりもできるし、二世独特のいばった雰囲気もない。スタッフの評判も悪くはないですよ」(テレビ局関係者)
いったい、なぜ突然降板を決めてしまったのか。その真相を、父・敏和に直撃した。
ーー息子さんが舞台を降板されたとのことですが?
「知っているけど、僕の口からは何も言えないね……」
そう言葉を濁した布川だったが、次第に重い口を開いた。
「(演出家が)怒るようなことをするような息子ではなかったです。反抗期というものも特になかったですからね。なぜか僕と違って優等生なんですよ。
僕も今までに1度も怒鳴ったり、手をあげたことがなかったですから。そういう部分では人に迷惑をかけるような子どもではないと思います。
やはり、今回のことに関しましては事情がちょっと……僕も稽古場にいたわけではないですし……」
ーー逆に、何かあって怒られたときは“弱いかな”と感じることはありましたか?
「それはないと思います。ママから10年間、厳しく育てられましたから。芝居に関しても長ゼリフを覚えられないということはないですね。
僕なんかとても無理というレベルのこともこなせます。昔から先輩方に認められて、座長をやらせていただいたりとか、舞台に関しては僕以上に経験がありますので、すごく楽しみにしていたんですよ」
真相については言えないとしながらも、親バカ発言を連発した布川。後日、隼汰の所属事務所に問い合わせたところ、「降板になったのは事実です。それ以外はお答えできません」とのことだった。
ちなみに、今年10月に公開される、倉科カナ主演の映画『あいあい傘』に隼汰が出演することが決まっている。
監督は宅間が務めることになっているのだが、まさか再び“共演”するのだろうか。
「違いますよ。『あいあい傘』は舞台よりも前にすでに撮り終えています。ですから、降板になった後にまた隼汰さんと宅間さんが顔を合わせるわけではありませんよ」(映画ライター)
真相が語られる日は来るのだろうか?