厚生労働省が発表した2017年12月の有効求人倍率(季節調整値)は1.59倍で、1990年(1.46倍)以降の最高値更新が続いている。

 新規求人倍率(季節調整値)は2.42倍で、前月を0.05ポイント上回った。正社員有効求人倍率(季節調整値)は1.07倍で、前月を0.02ポイント上回った。

 有効求人(季節調整値)は前月に比べ1.8%増、有効求職者(季節調整値)は前月比0.2%減となった。

 新規求人(原数値)は前年同月比9.6増。産業別にみると、製造業(16.6%増)、宿泊業・飲食サービス業(12.2%増)、運輸業・郵便業(11.9%増)、医療・福祉(11.2%増)、サービス業(他に分類されないもの)(10.6%増)、学術研究、専門・技術サービス業(10.2%増)、建設業(9.6%増)などで増加となり、減少した産業はなかった。

 都道府県別の有効求人倍率(季節調整値)は、就業地別の最高は福井県の2.09倍、最低は北海道の1.24倍、受理地別の最高は東京都の2.15倍、最低は沖縄県の1.15倍。