人材サービスを手掛けるウィルグループ(東京・中野、大原茂社長)は2018年3月期第2四半期の連結決算を発表した。売上高は365億4300万円、営業利益は12億9900万円で増収増益となった。

 前年同期と比べると、売上高は31.1%増、営業利益は119.7%増だった。

 事業別にみると、セールスアウトソーシング事業の売上高は104億2600万円、営業利益は9億700万円となっており、利益率は過去最高となった。

コールセンターアウトソーシング事業の売上高は66億4800万円、営業利益は3億9100万円で、利益率が営業生産性の向上により改善した。

 ファクトリーアウトソーシング事業の売上高は76億6100万円、営業利益は4億2000万円で、売上総利益率が改善した。

 介護ビジネス支援事業の売上高は33億5000万円で、営業利益はマイナス4000万円。2020年3月期まではトップラインを重視し、先行投資を継続する。

 その他の海外事業の売上高は52億1000万円で、営業利益は2億4600万円となっており、M&A戦略により拡大した。

 通期の業績予想について同社では、下期に上期未消化予算の消化、追加の先行投資を計画しているため売上高750億円、営業利益22億5000万円という当初の予想を据え置くとしている。

 また、中期経営計画として、2020年3月期に売上高1000億円、営業利益40億円を目標としているが、これに向けて順調に推移しているとした。