北海道日本ハムファイターズが大物スラッガー清宮幸太郎内野手(18)(早稲田実業高校3年)の交渉権を得たことに、ツイッター上で道民から感激の声が相次いでいる。

「やったー!」。くじが当たったことが分かると、日ハムの木田優夫GM補佐(49)は、右手を高々と上げて何度もガッツポーズをした。

北海道のイメージは「寒い」「おいしい料理」

高校最多の111ホームランを放った清宮選手には、2017年10月26日のドラフト会議で、高校生としては最多タイとなる7球団が1位指名した。抽選の結果、日ハムが交渉権を獲得し、今後、入団に向けた話し合いをする方向になった。


早実の清宮幸太郎選手(2017年7月撮影)

清宮選手も会見で、入団に前向きな姿勢を見せ、日ハムについて、「いいチームだな」と印象を語った。北海道のイメージについて聞かれると、「寒いな、と」と切り出し、「後は、おいしい料理があるなというイメージ」だとした。

日ハムには斎藤佑樹投手(29)や荒木大輔2軍監督(53)と早実の先輩がおり、12年に日ハム―巨人戦の日本シリーズで始球式をした経験がある。それだけに、「今思えばですけれど、あのときからすごく縁があったのかなって思います」と神妙に語った。

テレビなどでは、その直後から北海道民の反応が次々に紹介された。米メジャーリーグ入りが濃厚な大谷翔平投手(23)に代わって新ヒーローにと期待する声や、清宮選手が目標とした王貞治氏(77)のホームラン世界記録868本越えをぜひ達成してほしいとの声が出ていた。

ツイッター上では、左打者の清宮選手を育てられるのかなど疑問や不安の声も出ているが、歓迎する声が続々と寄せられている。

プチ鹿島「斬新な球団経営に対する必然」

スポーツ紙の報道によると、日ハムは、大谷選手以来のVIP待遇として、清宮選手に専属広報を付けることを検討しているともいう。清宮選手が開幕から1軍入りした場合、史上最大級となる62億円超の経済効果をもたらすのではないかと推測する専門家もいた。

野球が趣味だと言うお笑い芸人のプチ鹿島さん(47)は、ツイッターでこうつぶやいて、共感を呼んでいる。