求人サービスを手掛けるディップ(東京・港、冨田英揮社長)が発表した第2四半期決算によると、売上高、営業利益ともに前年同期比17%を超える増加となっていることが明らかとなった。

 2017年3月1日〜8月31日の累積売上高は187億7700万円(前年同期比17.8%増)、累計営業利益は50億6900万円(同17.9%増)、累計経常利益は50億7400万円(同17.9%増)となった。

 売上高を事業別に見ると、バイトル、はたらこねっとなどを運営するメディア事業の累積売上高は174億3600万円(前年同月比19.4%増)、累計営業利益は63億1500万円(同10.8%増)。

 バイトルでは月間契約社数が前年同期と比べ12.4%増、掲載情報数も27.3%増、はたらこねっとでは月間契約社数が前年同期と比べ93.7%増、掲載情報数は11.5%増と好調だ。

 ナースではたらこなどを運営するエージェント事業の累積売上高は13億4000万円(前年同期比0.7%増)、累計営業利益は4億6100万円(同860.5%増)。

 今期は広告宣伝活動を強化し、TVCMやWeb広告のプロモーションを展開したほか、新たなイベントへの協賛やユーザー集客施策を実施した。

 また、新卒307人入社による営業力強化と2拠点の新設、3拠点の増床などの効果的な拠点拡充でクライアント基盤を拡大してきた。

 2017年3月1日〜2018年2月28日の通期業績予想では、売上高は380億円(前年比14.5%増)、営業利益は105億円(同15.1%増)、経常利益は105億100万円(同14.9%増)純利益70億2300万円(同13.9%)と見込んでいる。