メッツ・青木宣親【写真:Getty Images】

写真拡大

ニューヨークを舞台とした大ヒット映画のテーマを選んだ好センス

 現在10試合連続安打と絶好調のメッツ青木宣親外野手。2日(日本時間3日)にメッツ加入後は6試合連続ヒットで新チームに大きく貢献している。今季はアストロズで開幕を迎えながら、ブルージェイズを経て、3球団目のメッツに移籍。ニューヨークを本拠地として間もないが、すでに地元ファンの心はガッチリ鷲づかみにしたようだ。

 地元ニューヨーク・ファンを釘付けにしたのが、青木のユーモアセンスだ。移籍後、本拠地シティフィールドに初登場した4日(同5日)フィリーズ戦の1回裏。青木の打順で流れた登場曲は、名作映画「ゴーストバスターズ」のテーマ曲だった。1984年に公開されたこの映画は、ニューヨークを舞台としたSFコメディで、世界各地で大ヒット。1989年には続編の「ゴーストバスターズ2」、2016年には主要キャラをすべて女性に変えたリブート作品が公開されたほど、ニューヨーカーを中心に今でも根強い人気を誇っている。

 不本意なシーズンを送る今季のメッツは、ナ・リーグ東地区4位に沈み、プレーオフ進出の可能性はほぼゼロ。主力をトレード放出するなど、ファンはすっかり意気消沈していた。そんな中、シーズン残り1か月に迫った時期に、突如やってきた日本人外野手が選んだ曲が「ゴーストバスターズ」。青木が見せたセンスの良さを、メッツファンはツイッターで称賛し続けている。

「ノリ・アオキはゴーストバスターズのテーマを登場曲に使っている。今のところ、シティフィールドで9月に起こった最高の出来事だね」
「これ最高」
「待てよ、ノリ・アオキはゴーストバスターズのテーマを登場曲に使っているのか? 最高だね」
「メッツの新たなお気に入り選手だよ」
「これは素晴らしすぎ。今季ここで起きた最高の出来事」
「1984年のシェイスタジアムに戻ったようだ」
「ノリ・アオキはいいね。いい選手だし、登場曲がゴーストバスターズだ」

 沈んだ心に喜びをもたらした青木は、ファンにとって“救世主”なのかもしれない。(Full-Count編集部)