Jリーグで最初にプレーした「オーストラリア人選手」って?

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運命のオーストラリア戦を翌日に控えた日本代表。

先に行われた試合でサウジアラビアがUAEに敗れたため突破の条件はやや楽になったものの、そろそろ因縁の相手から勝ち星をあげておきたいところである。

注目の試合は31日(木)午後7時35分キックオフだ。

日本とオーストラリアには、サッカーにおいて深い繋がりがある。

なかでもJリーグでプレーしたオーストラリア人選手は多く、エディ・ボスナーやジョシュア・ケネディはJ1で100試合以上のプレー経験を持つ。

Jリーグ公式サイトによればこれまで29人のオーストラリア人選手が登録されているようだが、最初にプレーしたのは誰なのだろうか?

それは、グラハム・アーノルド とトニー・ポポヴィッチであるそう。

1997年、サンフレッチェ広島は新監督にエディ・トムソン氏を招聘すると、そのコネクションを活かして獲得したのがFWのアーノルドとDFのポポヴィッチのオーストラリア人コンビだ。

両者は揃って1stステージ第1節ジュビロ磐田戦に先発。

当時の広島の先発メンバーには柳本啓成や森保一、路木龍次、高木琢也らがいた(試合は2-1で磐田の勝利)。ちなみに、アーノルドは同ステージの第4節ガンバ大阪戦で早くもゴールをあげ、Jリーグで最初に得点したオーストラリア人選手にもなっている。

両者はともに現役を退いてから指導者に転向しており、アーノルドはベガルタ仙台を率いたことも。結局1勝もあげられないまま解任となったが、シドニーFCではチームを優勝に導くなど一定の成績を収めている。

一方のポポヴィッチは、ウェスタンシドニー・ワンダラーズを率いて小野伸二や楠神順平を獲得したことで知られる。両者揃って、指導者になってからも日本人選手と縁があるというのがおもしろい。

ちなみに、今回のワールドカップ予選に向けた代表メンバーに選ばれているGKマシュー・ライアンとDFミロシュ・デゲネクは、アジアサッカー連盟(AFC)の企画でこのクイズに挑戦している(00:42から)。

「(広島でプレーした)ヘイデン・フォックスがJリーグで最初にプレーした選手?」という質問に、揃って「TRUE(合ってる)」と解答。答えはもちろんアーノルドとポポヴィッチだ。