「長い横揺れで怖かった」

16日午前11時46分ごろ、宮城県沖で起きた震度６弱の地震を体感した仙台市の女性が、ライブドア・ニュースの電話取材に対して恐怖体験を語ってくれた。

　仙台市若林区新寺にあるホテル「ホリデイ・イン」で総支配人秘書を務めている女性は、地震があったときは仕事中だったが「とっさにデスクの下に避難した」。同県では03年７月26日、マグニチュード6.4の宮城県北部地震があったが「この前はドーンという縦揺れだったけど、今度は横揺れで、いつまでも揺れが終わらず、すごく長く感じた」と興奮気味に語った。

　12階建耐震構造の同ホテルでは「エレベーターが非常停止した以外は、とくに変わったことはなかった」とのこと。地震が起きた時間にはほとんどの宿泊客がチェックアウトした後で、同女は「100人ほどの宿泊客がいたが、パニックになることはなく、館内放送で部屋から出ないように呼びかけるだけで、とくに避難誘導することもなかった」と当時の対応について話した。【了】