By Paintimpact

一時は1分間に5000回ダウンロードされる程の人気を誇ったスマートフォン向けゲームの「ポケモンGO(Pokémon GO)」。一時期の爆発的な人気はなりを潜めたものの、2017年1月には全世界での売上が10億ドル(約1100億円)を突破したことが明らかになるなど、変わらず多くのファンにプレイされています。そんなポケモンGOに関するデータを調査会社のSensor Towerが公開しています。

Japanese Players Lead Pokémon GO Spending at Three Times the U.S. Average Per Download

https://sensortower.com/blog/pokemon-go-revenue-per-download



アプリ関連の調査会社であるSensor Towerは、堅牢なアルゴリズムと何百万ものデータを活用することでApp StoreとGoogle Playに存在するアプリに関するさまざまな分析を得られる「Store Intelligence」というサービスを展開しています。このStore Intelligenceがはじき出した数字によると、日本のポケモンGOプレイヤーは過去12か月に1ダウンロード当り平均26ドル(約2900円)をアプリ内課金コンテンツを購入していることが明らかになりました。

以下は各国におけるアプリ内課金コンテンツの購入総額をポケモンGOのダウンロード数で割った数値を示したグラフ。日本がダントツトップで、2位のアメリカの3倍以上購入していることがわかります。



リリース初年度に日本人プレイヤーがポケモンGOノアプリ内課金コンテンツを購入した総額はなんと約3億1800万ドル(約360億円)。同じ年のアメリカでのすべてのモバイルゲームにおけるアプリ内課金コンテンツの売上総額が約4億4400万ドル(約500億円)であったことを考えると、日本のプレイヤーがいかに多く課金コンテンツを購入しているかがわかります。

調査によれば、日本のモバイルゲームユーザーはポケモンGOに限らず、他のどの国のプレイヤーよりも課金コンテンツを購入しているそうで、「ポケモンGOとの親和性は顕著だ」とSensor Towerのアナリストであるランディ・ネルソンさん。

なお、2016年7月にリリースされたポケモンGOですが、2017年7月までに累計収益12億ドルを突破しており、iOS・Androidアプリの世界累計ダウンロード数は7億5000万回を突破、ユニークダウンロード数は3億2300万回程度となっています。さらに、2017年5月11日にはポケモンGOユーザーが歩いた総距離が158億kmを超えているとのことです。