ロッテに加入したウィリー・モー・ペーニャ【写真:細野能功】

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チームの得点力アップを誓う、来週合流なら「ここ一番の代打」に

 ロッテ待望の長距離砲、ウィリー・モー・ペーニャ(35)の入団会見が10日、ZOZOマリンスタジアムで行われ、「石川、涌井と素晴らしい先発陣がそろい、ブルペンもいい。球場の応援も素晴らしいし、全力でチームの勝利に貢献して、順位を1つでも上にあげたい」と早速、チームの得点力アップへ力強く宣言した。

 9日に来日したペーニャは、2012年シーズンからソフトバンクでプレー、オリックス、楽天とNPB4年間で通算450試合に出場。打率.264、71本塁打、222打点の成績を残した。ドミニカ共和国出身の同選手は、マイナーも含めてヤンキース、レッズ、レッドソックス、ナショナルズ、メッツ、パドレス、ダイヤモンドバックス、マリナーズと渡り歩いたが、レッズ時代の2004年には26本塁打を記録している。

 今季は2月にインディアンスとマイナー契約もシーズンイン前にリリースされており、懸念されるのは実戦のブランク。コンディションを早く取り戻す必要があるが「フロリダでずっと練習してきた。DeNAにいたキューバ出身のエレラにも投げてもらった。その他マイナーの選手など(実戦形式で)生きた球を打ってきたので(実戦のブランクは)全く心配していない」と戦う準備は出来ている。

 日本では一塁も守っているが、伊東監督はオーダーに関して「当然、打線の軸と考えている。守らせることはない」とDHでの起用を明言。就労ビザの関係で合流時期は流動的だが、来週のDeNA、巨人戦に間に合えば「ここ一番の代打」になると語った。

細野能功●文 text by Yoshinori Hosono