ジェラードが引退を発表…18年の選手生活に終止符「すべての人に感謝」

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 元イングランド代表MFスティーヴン・ジェラードが、現役引退を発表した。24日、『スカイスポーツ』など各メディアが報じている。

 すでに今シーズン限りでのロサンゼルス・ギャラクシーからの退団が発表されていたジェラードについては、来年以降も現役を続行するのかについて大きな注目が集まっていた。

 そして24日、ついに同選手は現役からの引退を発表した。去就については、古巣・リヴァプールへの復帰やイングランド3部に所属するMKドンズ指揮官就任などが噂されている。

 ジェラードは自身の公式インスタグラムで声明を発表。冒頭で「僕自身の将来について様々な憶測がメディアを飛び交う中、プロフットボール選手としての現役引退を決意した。素晴らしいキャリアを過ごさせてくれたリヴァプール、ロサンゼルス・ギャラクシー、そしてイングランド代表に感謝しているよ。このようなキャリアを過ごせたことはとても運が良かったと感じているし、沢山の人の支えがなければ何一つ可能ではなかっただろう」とコメントし、その後自身の現役生活を振り返っている。
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 リヴァプールについては「あれだけ長いことプレーし、キャプテンを務めさせてもらえたこと、そして成し遂げたすべてのことを誇りに思っている。アンフィールドで素晴らしい選手、監督とともにプレーできたのはとてもラッキーな事だったし、裏方のスタッフも含めてサポートしてくれたすべての人に感謝したい」と、デビューから長年所属した古巣への思いを語った。

 ファンに対しては「キャリアを通じて支えてくれた、リヴァプール、イングランド代表、ロサンゼルス・ギャラクシーの素晴らしいファンにもお礼を言いたい。その忠誠心やサポートは、僕にとって全てだった」とコメント。また、「無条件のサポートを送り続けてくれた両親や兄弟には、感謝してもしきれない。妻のアレックス、娘のリリー、レキシー、ルーデスが示し続けてくれた愛と支えにも感謝している。いい時も悪い時も支えてくた君たちがいなければ、何一つ叶わなかっただろう」と家族への惜しみない感謝を述べた。

 36歳のジェラードは、1998−99シーズンにリヴァプールのトップチームへ昇格し、1年目からリーグ戦12試合に出場するなどインパクトを残す。その後は主軸としてチームを牽引し、04−05シーズンにはUEFAチャンピオンズリーグの決勝でミランに勝利し欧州制覇も経験した。2000年にデビューしたイングランド代表でも2006年のドイツ・ワールドカップから3大会に出場したほか、キャプテンも務めるなど中心選手として活躍。14−15シーズンを最後にリヴァプールを退団しメジャーリーグ・サッカー(MLS)のロサンゼルス・ギャラクシーに加入すると、今シーズンは24試合に出場し3ゴールを挙げていた。
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