台湾最大規模の媽祖巡行、9日間の行程終え帰還  賑やかに迎えられる

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(台中 18日 中央社)今月8日に台中市大甲の鎮瀾宮を出発した媽祖巡行は17日夜、9日間の行程を終え、同宮に帰還した。媽祖の帰還を歓迎しようと、同宮や沿道には早朝から信者が押し寄せた。さらに、獅子舞や太鼓など民俗芸能のパフォーマンスが繰り広げられたほか、爆竹も鳴り響き、同宮周辺は賑やかな雰囲気に染まった。

「大甲媽祖巡行」と呼ばれるこのイベントは、台湾最大規模の宗教行事。航海や漁業の女神として多くの信者からあがめられている媽祖の生誕を祝い、毎年一度行われる。9日間の行程では台中、彰化、雲林、嘉義に跨る340キロ以上の道のりを練り歩き、100カ所以上の廟に立ち寄った。

媽祖の神像をなでると無病息災などのご利益を得られるとされていることから、媽祖を乗せた神輿が同宮に到着すると、多くの信者は競うように神像に群がった。

媽祖の帰還後には儀式が行われ、今年の巡行に幕が下ろされた。

(趙麗妍/編集:名切千絵)