unBORDEレーベルヘッドの鈴木竜馬さんが考えるカッコイイ大人とは？

この時代をどう楽しく生きていくのか？　どうカッコ良く生きていくのか？　あなたのこれからの毎日を変えてくれるかもしれないヒントを、RIP SLYMEがゲストとともに探求していくTOKYO FMの番組「RIP SLYME SHOCK THE RADIO」。そのなかで、ゲストに必ず聞く質問が「カッコイイ大人とは？」。
3月11日の放送では、RIP SLYMEが所属する、ワーナーミュージック・ジャパン内のレーベル「unBORDE」（アンボルデ）のヘッドである、鈴木竜馬さんが登場。「カッコイイ大人」について答えてくれました。

unBORDEレーベルヘッドの鈴木竜馬さん（右）と、パーソナリティのRIP SLYME のRYO-Z

RYO-Z：今日（この放送日）は、2011年3月11日から5年が経ったという日なんですが……、そんな時点に我々は立っていて、今、レーベル（ワーナーミュージック・ジャパンのレーベル「unBORDE」）を立ち上げて音楽の業界のド真ん中に立っていて、どういうことを感じていますか？


鈴木：そういうことを意識しながら日頃やっているとなると、ちょっと恩着せがましくなっちゃうけど……。そもそも音楽って“音を楽しむ”と書いてて。みなさんの先輩方が言ってることをなぞる形になるかもしれないけど、“楽しむ”ってことは力を与えたり勇気を与えることになって。もちろんフラれて切ない歌を聴いて落ち込むこともある、良い意味で落ち込むとかね。

RYO-Z：泣くために聴く。

鈴木：芸術活動といった意味では“人を元気づける”ことでは、絵画や映画はもちろん、音楽って重要だというのは普段から思ってる。たまたまだけど、震災から5周年というタイミングでリリースだから（※レーベル設立5周年記念アルバム『Feel + unBORDE GREATEST HITS』を3月9日に発売）、人々を元気に勇気づけるモノになったら嬉しいよね。


RYO-Z：その中で今後のunBORDEについて竜馬さんからお聞きしたいんですが。

鈴木：おかげさまで設立から5年経って……。神聖かまってちゃんから始まり、RIP SLYMEがいて、今やきゃりーちゃんやゲスの極みとかもいてくれて。時代の申し子でいえばtofubeatsくんもいるし。音楽をやっている人たちはだんだんと“レーベル”という意識が高まってて、インディーズでやっている人たちからけっこう手が挙がってきていて……「パスピエのいるunBORDEとやりたいです！」ってね。

RYO-Z：あぁ〜！

鈴木：うちってアイドルもいるじゃん、チームしゃちほこちゃん。だからちょっと違うテイスト（の人たち）も来るんだけど、自分が作ったレーベルだから自分の指向性は保っていたくて。なんでもかんでもサインをして、責任も持てなくて、バンドが契約したのに世の中にあまり知れ渡らず契約が切れちゃったっていうのは嫌だから。「シェイクハンズするアーティストとは長くやっていきたい」ってことを考えると、軽はずみにはサインをしないと考えてる。

RYO-Z：うんうん。

鈴木：今年も何組かサインをするんだけど……。そういった意味では「丁寧にひとつひとつアーティストと語ったうえで一緒に夢を描けるようだったらサインをして、一緒に世の中に楽しい事を届けていこうぜ」っていうはあるかな。

――最後に鈴木竜馬さんに、番組恒例「カッコイイ大人とはどんな人？」について答えてもらいました!!

鈴木：これは歳をとっていけばとっていくほど、「しょうがないな」と思うことがたくさんある けど、喜怒哀楽を明確に出していく。それと発信すること、“Doすること”、ちゃんと“する”ってことを自分自身がやる。受けてばっかりだと、受け身の広い人になっちゃうし。受け身の広さも大事だけど、諸先輩を見てるとカッコイイなと思う人は発信してるし、腕まくりしてるし。「苦労は買ってでもしろ」は古いけど、大変でも攻める。向かい風には前のめり。倒れるときは前のめり。

RYO-Z：竜馬さんの人生の標語みたいになってますが（笑）。これしかないですよね。竜馬さんの口癖みたいなもんですからね！

鈴木：攻め!!