既報のとおり、車名をポルシェ718ボクスターと変え、ケイマンの上位モデルに変更されたミッドシップロードスター・新型ポルシェ718ボクスターと718ボクスターSの予約受注が2月1日から開始されます。

最大のトピックスは、新開発となる水平対向4気筒ターボエンジン。718ボクスターは2.0Lエンジンで最高出力300ps、2.5Lの718ボクスターSは350psというアウトプットを得ています。

さらに、Sモデルには、市販車のガソリンエンジンでは世界唯一となる「バリアブルタービンジオメトリー (VTG)」を備えたターボチャージャーが採用されています。ご存じの方もいると思いますが、「VTG」は、911ターボにも採用されていて、効率性に優れた新型ターボエンジンはそれぞれ35ps向上し、燃費も13%改善されています。

718 Boxster S

トランスミッションは、両モデルに6速MTと燃料を節約するバーチャルギアを備えた「ポルシェ・ドッペルクップルング(PDK)」を用意。

718ボクスターの0-100km/h加速は、PDKとスポーツクロノパッケージ仕様車で4.7秒(先代より0.8秒向上)、同じ仕様の718ボクスターS では4.2秒(0.6秒向上)を達成し、最高速度は718ボクスターが275km/h、718ボクスターSでは285km/h に到達。

718 Boxster

なお、PDKを搭載した718ボクスターの燃料消費量(NEDC/新欧州ドライビングサイクル)は、6.9L/100km(1.0L/100km低減)、718ボクスターSのPDK搭載車は7.3L/100km(0.9L/100 km低減)となっています。

シャーシとブレーキも一新されているほか、デザインもラゲッジコンパートメントリッドをはじめ、フロントウインドウとコンバーチブルトップを除いて完全に見直されています。

718 Boxster S

インテリアでは、新設計のダッシュパネルに変更されたコックピットが印象的で、最新のタッチスクリーンを備えた最新世代「ポルシェ・コミュニケーションマネージメントシステム(PCM)」を標準装備。

718 Boxster718 Boxster S

価格は718ボクスターの6MTが658万円、7速PDKが710万4000円。718ボクスターSの6MTが852万円、7速PDKが904万4000円。

ステアリング位置は、左/右ともに全車に設定。なお、2017年モデルの718ボクスターシリーズ左ハンドル車の予約受注は、4月1日から4月30日の期間限定となっています。

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(塚田勝弘)

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