賛否両論のおもしろスマホケースの数々、時には本当の意味で「命取り」に?

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スマートフォンの保護ケースは、もはや一大市場を形成している。

スティーブ・ジョブズは保護ケースを「スマートでない」と言って嫌ったそうだが、それでもスマホユーザーの大半は、本体と同時にケースを購入している。

そういうわけだから、保護ケースもスマホに負けず劣らずの“進化”を遂げている。だがスマホと違うのは、保護ケースはあたかも“カンブリア紀”のような、斜め上の進化をしばしば見せるということである。

そしてまさに今“変な保護ケース”が、続々発売されている。

あなたのスマホは洗剤型!?

先日、上海問屋がこんな保護ケースを発売した。

“スプレー洗剤型”ケースである。

その見た目通り、もはやスマートフォンの“スマート”を完全に取っ払ってまで、ウケを狙ったかのような製品だ。側面さえ見せなければ、確かに本物の洗剤と見分けがつきにくい。

だが、保護ケースとしての実用性は確保しているようで、イヤホンジャックやケーブル接続部、カメラレンズなどの部分にはちゃんと穴が開いている。

ちなみに値段は、税込みで999円。意外な安値である。

誤射の危険性も

「形が●●にそっくり」という保護ケースは、これだけではない。

中には拳銃型ケースというのもあり、これがアメリカで問題になっている。

この動画で紹介されているのは、もちろんただの保護ケースである。だが銃の国アメリカでは、これが命取りになってしまうかもしれない。

「これでは“iPhone”じゃなくて“DiePhone(ダイ・フォーン)”だ!」という評判が立ち、警察もこのケースの使用について警告を出したほどだ。

ちなみに、この拳銃型ケースは日本でも販売されている。試しに「スマホケース拳銃型販売」と検索してみると、大手ネット通販サイトで販売されているのが確認できる。

戦うスマホケース

そして中には、一歩間違えれば、冗談では済まない製品も売られている。

それはスタンガン機能のついたスマホケースだ。

『Yellow Jacket iPhone case』は、95万ボルトの電撃で、近づいてきた不審者を撃退することができる。そしてその畜電力を、iPhoneの充電に転用することも可能だ。妙な合理性である。

流石は自己防衛の国アメリカの製品……と思ったら、何とこれは日本でも販売されている。我が国はスタンガンに関する法的規制はない。

以下の参照欄に日本販売業者のリンクを掲載するが、当然ながら悪用目的での購入はやめていただきたい。この商品の入手の是非は、あくまでも責任ある一公民としての判断に委ねるものだ。

【参考・画像】

※ iPhone6s/6s Plus・iPhone6/6 Plus用 スプレー洗剤型シリコンケース - 上海問屋

※ 株式会社POD

【動画】

※ Police WARNING This Gun-Shaped iPhone Case Could Get Someone Killed - YouTube

※ A stun gun on your phone? A cell phone case that could end up saving you - YouTube

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