今回は、ラファエル・ベニテス監督は関係ない。ネガティブな時期にあったレアル・マドリーは一息つき、クリスティアーノ・ロナウドはチャンピオンズリーグのマルメ戦で4得点を挙げ、笑顔を取り戻した。だが、『ESPN』のインタビューで、C・ロナウドは過去のことも喜んで話している。特に、レアルを欧州王者に導いたカルロ・アンチェロッティ前監督との関係についてだ。

「アンチェロッティは素晴らしいサプライズだった。最初は厳しい人だと思っていたんだ。少しごう慢とも思っていた。でも、逆だったんだ。大きなクマみたいな人と言えばいいのかな。素晴らしい人で、センシティブなんだよ。毎日僕らと話していた。僕だけじゃなく、僕ら全員とね。そして楽しんでいた。素晴らしい人だ。どの選手にも彼と働いてほしいくらいだ。偉大な指揮官だからね」

「彼のことがすごく恋しい。僕らは一緒にたくさんの勝利を手にしたし、いつかまた彼と仕事したい。今はこれでうまくやっているけどね。今は新しい監督がいて、僕はいずれにしても幸せだ。でも、良い思い出があるのは素晴らしいことじゃないか」

C・ロナウドはアンチェロッティ監督を手放すべきではなかったと考えているようだ。

「簡単じゃないときもある。常に変更があるのはキツいものだ。僕は好きじゃない。毎年選手たちを売ったり、監督を交代させていては、厳しいんだよ。次々に別の監督を知り、理解するための時間が必要だからだ。改善するにはそれしかない。でも、変更もサッカーの、ビジネスの一部だと分かっている。レアルは毎年誰かを買うものであり、適応する必要がある」

「アンチェロッティかベニテスかの問題じゃない。監督とはいつもこうなんだ。(ジョゼ・)モウリーニョとも、(アレックス・)ファーガソンとも、(マヌエル・)ペジェグリーニともね。それぞれのスタイルがあり、選手たちは適応しなければいけない。ベニテスにはベニテスのスタイルがあり、僕はそれでいい。僕はだいたい自分の位置でプレーしているからね。そして僕は、それぞれの監督から最も重要なところを手に入れようと努めている」