Appleの新タブレット「iPad mini 4」がiFixitによって分解!A8チップなどとともにiPad Air 2と同じく内蔵メモリーは2GBにーーバッテリー容量はiPad mini 3よりも小さく
Appleの新しいスマホ「iPad Air 2」がiFixitによって分解! |
iFixitは17日(現地時間)、日本時間では9月10日に発表され、9月17日より順次発売されているAppleの新しい7.9インチタブレット「iPad mini 4(型番:A1538)」を分解したレビューを掲載しています。
Appleが公開しているiPad mini 4の仕様では内蔵メモリー(RAM)や電池パックの容量などの詳細なスペックが明らかにされていませんが、今回、分解したことによる部品によってそれらの数値が判明しています。
iPad mini 4は昨年発売された「iPad mini 3」の後継機種で、7.9インチサイズのiOS 9採用タブレットです。iPad mini 3ではスペックがほぼ据え置かれ(Apple A7チップセットや約500万画素リアカメラ、11ac非対応など)、さらにその前の「iPad mini 2」とほぼ同等となっていましたが、iPad mini 4では昨年発売された9.7インチサイズの「iPad Air 2」に搭載されていた64bit対応Apple A8チップセット(+M8)や約800万画素裏面照射型CMOSリアカメラ「iSight Camera」(F2.2)、約120万画素裏面照射型CMOSフロントカメラ「FaceTime HDカメラ」(F2.2)などとなっています。
ホームボタンには指紋センサー「Touch ID」が内蔵され、スペックとしてはMIMOに対応した最大867Mbpsの2.4および5GHzデュアルバンド対応のIEEE802.11a/b/g/n/ac準拠の無線LAN(Wi-Fi)、Bluetooth 4.2、電子コンパス、3軸ジャイロセンサー、加速度センサー、環境光センサー、気圧センサー、iBeaconマイクロロケーションなどを搭載。
このiPad mini 4をiFixitが分解したところによると、内蔵メモリー(RAM)はSK Hynix製「H9CKNNN8KTBUSR」(2GB)の2GBとなっており、iPad Air 2に続いて2GB RAM搭載モデルとなりました。
また、iPad Air 2では1GB RAMが2枚搭載されていましたが、iPad mini 4ではA8チップセット(APL1011 SoC)上にパッケージングされており、小型化に寄与しています。なお、iPad Air 2のA8Xチップセット(APL1012 SoC)ではなく、iPhone 6やiPhone 6 Plusと同じA8チップセット(APL1011 SoC)となっています。
さらに、iPad Air 2から小さくなっただけでなく、iPad mini 3からも薄型・軽量化していますが、これにより、バッテリー容量がiPad mni 3の23.8Whから19.1Whへと小さくなっているほか、これまではダブルセルだったものが、シングルセルとなっています。
最後に同社では修理のしやすさは10点中2点とiPad mini 3と同じとしながらも薄型化のためにディスプレイをガラスパネルに密着させたことでより修理しにくくなっているとしています。
機種 | iPad mini 4 | iPad mini 3 | iPad Air 2 |
画面 | 7.9インチ 2048x1536ドット | 9.7インチ 2048x1536ドット | |
サイズ | 203.2×134.8×6.1mm | 200×134.7×7.5mm | 240×169.5×6.1mm |
質量 | 298.8g 304g | 331g 341g | 437g 444g |
チップセット | A8+M8 | A7+M7 | A8X+M8 |
メモリー | 2GB | 1GB | 2GB |
電池容量 | 19.1Wh | 23.8Wh | 27.62Wh |
記事執筆:memn0ck
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