23日に開催されたイタリア セリエA開幕戦となるフィオレンティーナとのアウェイゲームに、ACミラン本田圭佑がトップ下として先発出場した。ところが前半に味方DFが退場したことを受けて途中交代で退くと、チームも0-2で敗れ黒星発進となった。

早々に交代してしまった本田だったが、そのプレーにはイタリアメディアから「完全に消えていた」「スピードが無い」といった辛口コメントが並んでいた。

しかしファンフォーラムでは「本田は気の毒だった。早すぎる時間で犠牲になってしまった」「本田が下げられたことにがっかりしている。むしろルイス・アドリアーノを替わりに下げるべきだった」「本田を失ってリンクになる選手がいなくなった。あれでは試合が難しくなる」などと擁護の声が多く、本田がピッチを去ってからバランスを失ったとの指摘もあった。

ただ敗戦に関しては、新体制がまだ整いきっていない開幕戦ということもあるのか、審判のミスジャッジや退場者が出るなど不運が重なった、と分析する冷静なサポーターが多かった。

中には「ミハイロビッチがクリスマス前にクビになることに賭けなくちゃ」「憂鬱になるよ。まだ呪いは解けていない」と早くも厳しいコメントもあるが、「率直に言って、この試合をまとめる一言は不運だ。ミハイエロビッチ監督は正しいチームでこの試合に臨んだ」と、現状のチームを見守ろうというコメントが圧倒的に多いようだ。