打撃不振が続く日本ハムの中田翔 ©BASEBALLKING

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 日本ハムの中田翔が、後半戦に入り調子を落としている。

 前半戦終了時点で打率こそ.266だったが、一時50本ペースで本塁打を量産するなど23本塁打、打点も67と4番の役割を果たしていた。

 しかし、後半戦は16試合に出場して、打率.159、1本塁打2打点。前半戦の勢いが完全に止まっている。特に4日から6日かけて敵地で戦った首位・ソフトバンクとの3連戦では、12打数0安打。5日の試合では5打数4三振。4打数0安打に終わった6日の試合後には、「試合に出る資格もない」と大事な3連戦で4番の働きができなかった自分を責めた。

 また中田は、大阪桐蔭の先輩中村剛也(西武)と本塁打、打点でハイレベルな争いを繰り広げていたが、自身の不調もありタイトル獲得が厳しい状況になっている。6月が終わった段階で中田は21本塁打61打点、中村は21本塁打、67打点と本塁打は中村に並び、打点も6差だった。だが7月に入ると、中田が調子を落としていくのに対し、中村は本塁打と打点を量産。気が付けば本塁打は6本差、打点は29も離されてしまった。

 11月には『WBSC世界野球プレミア12』が開催される。小久保裕紀監督が就任して以来、日本の4番を務める中田だが、今のままでは物足りない。『プレミア12』で4番出場するためにも、最低でも30本塁打100打点はクリアしたいところ。後半戦に入り打撃不調が続いているが、チームのリーグ優勝や代表で4番を打つためにも早期復調が求められる。

中田翔の今季成績】

98試 率.247 本24 点69