連続テレビ小説「まれ」オリジナルサウンドトラック2 音楽 澤野弘之 SMR
7月15日発売予定

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朝ドラ「まれ」(NHK 月〜土 朝8時〜)7月6日(月)放送 第15週「下克上駄菓子ケーキ」第85話より。脚本:篠崎絵里子(崎の大は立) 演出:渡辺一貴

今日から津村希から紺谷希に。
第14週はまたしても平均視聴率が下がりました。平均18.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)は、14週のなかでワースト3位。
盛り上がった三角関係問題があっという間に解決してしまって、視聴者も気が抜けてしまったのでしょうか。

「デスノート」のLですよ


7月5日(日)に放送がはじまった「デスノート」(日本テレビ)では、圭太役の山崎賢人(崎の大は立)と「花子とアン」の朝市役の窪田正孝が宿命のライバル役で出演し、16.9%の高視聴率をあげました。
この数字、山崎賢人がもっているとしたら、「まれ」の視聴率功労者も彼なのか。それとも、大輔役の柳楽優弥なのか(14週は大輔がほとんど出ていないので)今後、注目していきたいと思います。
それにしても、山崎賢人、朴訥な圭太と、メイクの濃い妖し気な「デスノート」のL、同じ人だと気づかないひとも多かったのではないでしょうか。

さて、85話のあらすじはーー。
能登でみなに祝ってもらったあと、藍子(常盤貴子)と母娘水入らずで過ごし、部長になった紺谷パパ(板尾創路)に、いつかきっとパティシエを辞めなくてはならなくなるだろうとグルグル回りながら予言され、横浜に戻って、婚姻届けに徹(大泉洋)のサインをもらいます。
できた婚姻届を、窓の向こうの子供たちに「見てま」「見てま」と見せるシーンはほのぼの。【今日の名場面1】
徹が、頭では納得しても心と体が動かないとなかなかサインできないところも微笑ましかった。【今日の名場面2】
そして、横浜でも結婚を祝ってもらうわけですが、出た! どじっ子・植田弥生役の福田彩乃が得意のものまねを披露。滝川クリステルとYOUとボビーとニワトリを。福田のレパートリーのひとつ常盤貴子は「常盤貴子やって」というセリフだけで済まされてしまいました。

芸達者の弥生を見て、パティシエではなくモノマネ芸人になったほうがいいとテレビの前の誰もが思ったことでしょう。

結婚もコメデイ展開に?


月曜日はウォーミングアップというかんじで、物語が動かずまったりしているのが常。希のつくったケーキがその日の売り上げナンバー1になったことで何かがはじまりそうな予感を漂わせて、86話に繋ぎます。

大輔(柳楽優弥)が結婚指輪を奪い圭太に代わって希の指にはめてしまい、圭太はその後も大輔を油断ならないと睨みつけるシーンなどがありましたが【今日の名場面3とか4とか】、結婚もコメデイ展開にされちゃうんでしょうかね。
(木俣冬)
エキレビ!にて月〜土まで好評連載中! 木俣冬の日刊「まれ」ビュー全話分はこちらから

いまひとつ視聴率が伸びないが、奮闘は讃えたい。NHK朝ドラ「まれ」おさらい(54話までを総括))