なんだか春はだるい!

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半袖でも過ごせるような日も増え、気持ちのいい天気が続いていますね。ただ、晴れた天気とは裏腹に、なんだか体がだるく感じる「五月病」のような症状を持っている人も少なくないのでは? 
「食生活と健康診断に関する意識調査」(カゴメ株式会社調べ)によれば、20代の若者の約7割もが「春はだるい」と感じたことがあるそうなんです。

【だるい! 疲れた! あなたの肝臓も同じ気持ちなのかも】


このだるさや体の不調には、どんな原因があるんでしょうか。
まずひとつは、寒暖差からくる睡眠不足。そして、春にありがちな転居や人事異動などの社会的変化によるストレス。さらに追い打ちをかけるのが歓送迎会などのイベントからの、肝臓への負担です。

まさに今は、肝臓がお酒と疲労物質の解毒でフル回転しなくてはいけない時期。そういえば、肝臓へのケアって今まで意識したことなかったかも……。

【肝臓が悪くなるとどうなるの?】


沈黙の臓器とも言われる肝臓。普段の生活ではなかなか気にしない場所かもしれませんね。肝臓が疲れると、どうなってしまうの……ということで、日本肝臓学会専門医の西崎泰弘先生に伺ってみました。

先生によれば、お酒などの飲みすぎで肝臓に負担がかかると「脂肪肝」になりやすいと言います。この脂肪肝状態を放っておくと最悪の場合、肝硬変や死をもたらす肝不全になることもあるのだとか!

同調査によれば、約8割の女性は肝臓ケアを意識しておらず、さらに約6割は健康診断での肝臓の数値も気にしないなんて数字もでちゃっています。いやいやこれは今まで意識していなかった人も、この時期だからこそ改めて肝臓のこと、考えてみましょうよ!

【肝臓のケアを簡単にしたいなら】


さて、気になる肝臓のケア方法。西崎先生によれば、脂肪肝の場合「γ-GTP」の数値改善を目標にすると良いとのこと。「γ-GTP」とは肝臓や腎臓などでつくられる酵素で、肝臓の状態を示す数値です。一般的にこの数値改善には、ブロッコリーに含まれるスルフォラファンという成分が効くと言われています。だからといって、「毎日ブロッコリーを食べよう!」というのも難しいはず。

そんな方にオススメなのが、最近CMやスーパー等でよく見かけるブロッコリースプラウトは、見た目は小さいけど、ブロッコリーの約8倍もスルフォラファンが入っているみたい。また野菜ジュースなどでもお馴染み、野菜を100年以上研究してきたカゴメもブロッコリースプラウトを元にした『スルフォラファン』というサプリを出しているんだとか。怠け者さんたちでも続けられるかも?

西崎先生によれば、「スルフォラファンは細胞を傷つける活性酸素を低減して脂肪肝を伴う肝障害に良い効果をもたらすことが私達の研究により実証されました。脂肪肝など肝臓が気になる方にはオススメです」とのこと。

肝臓に負担がかかる今の時期にこそ、要チェック。沈黙の臓器と言われる肝臓に、改めて耳を傾けてあげたいですね!