ヘンドリーは日本ツアー参戦3年目で初勝利(撮影:上山敬太)

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<東建ホームメイトカップ 最終日◇19日◇東建多度カントリークラブ・名古屋(7,081ヤード・パー71)>
 国内男子ツアー『東建ホームメイトカップ』で勝利を挙げたのは、2013年から日本ツアー参戦しているマイケル・ヘンドリー(ニュージーランド)。8アンダー・4位タイからスタートしたヘンドリーは、7バーディ・ノーボギーの“64”で最終日に大マクリ。日本ツアーでの初優勝を飾った。
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 「優勝を意識したのは12番でバーディを獲ったとき。残りのホールで2〜3つ伸ばせれば可能性があると考えていた。力のある選手たちが追いかけてくるのは分かっていたので」と、想定通り3つスコアの伸ばし、山下和宏、H・W・リュー、片岡大育の追撃を振りきった。 
 母国ニュージーランドでクリケット選手として活躍し、U-19代表にも選ばれるが肩の故障により、その道を断念。「U-19からさらに上のステージで活躍するにはものすごい練習を積まなければならない。肩の故障はゴルフに転向できたいいキッカケ」となり、2005年にプロゴルフの世界へ入った。豪州ツアーやワンアジアツアーでプレーしていたが、同郷である「デービッド・スメイルに誘われて」、2012年に日本ツアーのQTを突破。2013年賞金ランク71位、2014年賞金ランク51位と2年連続賞金シードを獲得している。
 今年で36歳になるヘンドリーの目標とするプランは「世界ランキング50位以内に入り、WGCやメジャー大会に出場すること。PGAツアーと日本ツアー両方に出場したいと思っていますが、まずは日本ツアーで活躍を!」と国内ツアーでの躍進を願っている。
 外国人選手最長記録の17年連続シード獲得者・スメイルの助言を受けており、息の長い選手になる可能性は十分。「今年は勝つつもりだった」というなかで、早々に1勝を挙げたことで怖い外国籍の選手がまたひとり覚醒してしまったかもしれない。

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