写真は公式HPより

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 今、最も注目を浴びている政治家、“浪速のエリカ様”こと上西小百合(31)議員。体調不良を理由に衆議院本会議を欠席するも、翌日に男性と旅行をしていたと報道され、維新の党から除名処分をされた。しかし、議員辞職はせず、無所属で政治に邁進すると、現在も議員活動を続けている。

 除名処分の際に上西議員は「エモーショナル(感情的)な処分になってしまって残念だ」と悪びれる様子もなくコメント。一躍「エモーショナル上西」の二つ名を手にいれた。

 さらに、その容姿も話題に。“浪速のエリカ様”といわれてはいたが、よくよく見ると、日本エレキテル連合の朱美ちゃん、にしおかすみこ、林修など様々な人に似ているといわれて、そっくりさん探しがネットで流行している。

 悪い意味で時の人となってしまった上西議員だが、ここにきて、新たな問題が発覚した。

今度は金銭問題が浮上

 4月14日発売の「FLASH」(光文社)では、彼女が代表を務める「上西小百合後援会」から、上西議員の父親に「自動車賃貸料」として、毎月3万円支払われていたとスクープ。この金銭問題が、新たな火種になるのは火を見るより明らかだ。

 だが、政治ジャーナリストの中には「この問題が政治の停滞を招く可能性もある。他の問題に目を向けるべき」として、もうつついてもしょうがないという意見もある。

 ただし、そうはいっても、国民感情としては彼女が議員を続けるのは納得がいかないだろう。実際、この事件を追っている記者の中には、彼女の金銭に関する執着に注目している。今回報道された「自動車賃貸料」の問題も氷山の一角だと感じている記者は多い。

 その理由は、これだけバッシングを受けても、辞職はせずに無所属にこだわっているからだ。

国会議員にしがみつく理由は…

「比例区で繰り上げ当選した上西議員。本来なら、除名処分を受けたら議員辞職が筋です。しかし、無所属で議員を続けるとは、あまりに図太い神経。それだけ議員にしがみついていたいのでしょうが、彼女は政治姿勢がいまいちはっきりしない。政治にこだわっているというより、国会議員としての高収入と優遇措置に固執しているようにしか見えない」

 今回の「自動車賃貸料問題」も持ち上がったことで、さらに金に汚いイメージがついた浪速のエリカ様。本人は悲劇のヒロインを演じているようだが、潔くやめるのが国政に携わる者としての筋であろう。

(取材・文/タナカアツシ)