テレビ放送の開始とその後の普及により衰退していったニュース映画の特別企画展「ニュース映画にみる昭和」(厚生労働省・昭和館主催) が、4月28日から東京都千代田区の昭和館で開催される。5月14日まで。

 日本でのニュース映画の歴史は古く、1914年に定期的なニュース「東京シネマ画報」が初めて登場した。戦前・戦後を通じて大手新聞・通信社や戦争中の国策会社がニュース映画を制作、情報の最先端として国民生活に根付いていたが、53年のテレビ放送の開始とその後の普及にともなって、ニュース映画は急速に衰退していった。

 同展では、ニュース映画が歩んだ歴史やその時代的な背景を、年表や壁新聞、宣伝用のチラシなどで紹介しつつ、初公開のフィルムも含め、改めて昭和の世相や時代の移り変わりを振り返る。

 ◆日時:4月28日から5月14日まで
 ◆場所:昭和館3階特別企画展会場 (東京都千代田区九段南1−6−1 )
 ◆入場:無料(常設展示室は有料)
 ◆時間:午前10時から午後5時半まで(入館は午後5時まで)
 ◆問い合わせ:03-3222-2574

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