ライブドア<4753>は14日、東京地検などから強制捜査を受ける前の05年10−12月期の連結決算を発表した。売上高は前年同期比4.2倍の518億8200万円、経常利益は同9.14倍の69億1500万円、純利益は同10.81倍の49億2900万円だったという。

 修正条項付き転換社債(MSCB)を多く引き受けたファイナンス事業の投資銀行業務がけん引。ポータルサイトは閲覧者数や訪問者数が増えたことで広告収入が伸びたとしている。

 ただ、今後のリスク要因として、ライブドア事件での裁判や子会社のグループ離脱などを挙げた。また、今回の開示について、担当した港陽監査法人は「捜査当局が会社の重要書類を押収しており、(開示情報が適正かどうかという)意見表明のための手続きを実施することができない」とする報告書を出した。

 今回、通期の業績予想は前期の決算発表時から変えず、売上高は前期比53%増の1200億円、経常利益は同2.3倍の260億円、純利益は同3%増の160億円を見込んだ。【了】

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2月15日動画ニュース