13日、早稲田大学の名誉博士号を授与されたケニアのノーベル平和賞受賞者ワンガリ・マータイさん(右)と白井克彦早稲田大学総長(撮影:佐谷恭)

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早稲田大学は13日、2004年にノーベル平和賞を受賞したケニアのワンガリ・マータイさん(65)に名誉博士号を授与した。マータイさんは「環境や“もったいない”のコンセプトは、グローバルでも教室レベルでも論じることができるが、個人のレベルで実施していかなければいけない」と話した。

 白井克彦総長は、東京都新宿区の同大学国際会議場井深大記念ホールで行った贈呈式で「早稲田大学では、学生から教職員まで、多くのボランティアが地球規模で活動している。マータイ氏の功績と行動力が多大な影響と励ましを与えている」と話した。

 早稲田大学の名誉博士号を授与されたのは、マータイさんが98人目。第1号は同大学を卒業した石橋湛山元首相(1884生−1973没)だった。【了】

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