2005年日本国際博覧会「愛・地球博(愛知万博)」の開会式が24日、午後2時から愛知県長久手町のEXPOドームで行われた。愛知万博は明日から9月25日までの185日間、名古屋東部丘陵の長久手町と瀬戸市の2会場で開かれ、海外から120カ国・4国際機関が参加する。テーマは「自然の叡智(えいち)」。

 開会式は、中村利雄事務総長の挨拶で始まった。天皇・皇后両陛下と皇太子殿下、小泉純一郎首相など、皇室・政府要人が参加した開会式の第1部では、トヨタ、ホンダ、ソニーのロボットが競演、万博の開幕を祝った。

 第2部では、世界のトップ奏者が「EXPOスーパーワールドオーケストラ」を組織してコンサートを行い、ホルスト作曲の「惑星」から「木星」などを演奏した。第3部では、野村小三郎さんらによる創作狂言が演じられたほか、歌手の浜崎あゆみさんが「a song is born」を歌い、「この地球(ほし)のあるべき姿を思い出して」とメッセージを伝えた。【了】