ラリッサ・リケルメさんがこういうことに見舞われるのは、これが初めてではない。だが、これほどの事件はなかっただろう。夜中の1時半に、恋人のサッカー選手であるリーベル・プレートMFジョナタン・ファッブロといるときに、悪党が家に押し入る…本当に恐ろしいことだ。幸いにも、肉体的に深刻な影響はなかった。だが、ショックは残るだろう。

ラリッサさんは、2010年の南アフリカ・ワールドカップで、胸に携帯電話をはさみながら母国パラグアイを応援する写真で一躍有名になったモデルだ。そのラリッサさんは、恋人ファッブロの母親の誕生日を祝うために、彼やその親戚とともにいた。そして、事件は深夜に起こった。

ファッブロの兄は「彼らは私の4歳の息子を殴り、3歳の姪の喉にナイフを突きつけた」とテレビで明かしている。彼の姉アニさんは、ツイッターでアルゼンチンのクリスティーナ・フェルナンデス大統領に向け、「家に入られ、苦しめられて、恐怖を覚える…最悪の気分でしょ?」と訴えかけた。犯人たちは家にいた全員を縛り、現金や携帯電話など金品を盗んだという。

冒頭に記したように、ラリッサさんがこういったトラブルに見舞われるのは初めてではない。2010年には、ブラジルの路上でひったくりに遭い、その翌年には、セロ・ポルテーニョのサポーターから暴行を受けている。当時、セロ・ポルテーニョにはファッブロが所属し、ファンの怒りの対象となっていた。