前日にロシアメディアが報じていたように、ゼニト・サンクトペテルブルクは11日、正式にルチアーノ・スパレッティ監督を解任した。クラブのサイトが発表し、会長が「監督に感謝」している。

スパレッティ監督の後任には、暫定的にセルゲイ・セマク氏が就任することとなった。ゼニトのOBで、10日までスパレッティ監督のアシスタントコーチを務めていた人物だ。

ゼニトはチャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦ファーストレグでボルシア・ドルトムントにホームで2−4と敗れ、リーグ前節でトム・トムスクに0−0のスコアレスドローと落胆の結果に終わっており、これがスパレッティ監督にとって致命的となったようだ。

スパレッティ監督は2009年にロシアに挑戦し、2010年と2012年の2度にわたってリーグを制覇。国内カップ戦とスーパーカップも1度ずつ制している。また、ゼニトをCLで初めてベスト8に導いた指揮官でもあった。

ゼニトはトム・トムスク戦のドローで首位の座から転落。なお、クラブは解任の理由を正式には明かしていない。