フィオレンティーナは3日、トルコのガズィアンテプスポルとの親善試合で4−1と勝利した。試合後、ヴィンチェンツォ・モンテッラ監督はミラン移籍が騒がれるMFアデム・リャイッチについて、次のように話している。

「アンドレア・デッラ・ヴァッレ(名誉会長)が来てから、彼はもっと落ち着いたように見えるね。だから、会長がもっと来てくれることを願っているよ。サポーターは彼をそばで支えてきた。そして、彼がまだここに残ることを願っている。それをアデムは理解しなければいけない」

「以前、彼は批判を浴びた。彼にはもっと多くが期待されていたからだ。愛情を抱いてもらえるかは、ピッチでのパフォーマンス次第なんだよ。彼は、気持ちでは残りたいと思っている。だが同時に、より良い契約も望んでいるんだ。繰り返すが、私は、成長プロセスを終えるためにここに残ることが、彼にとって良いことだと思う。その上で、冷静になれないのなら、別の選択があるだろう。会長には残りたいと言った? それは誰もが言うよ。でも、言うだけでは不十分だ(笑)」

また、モンテッラ監督は新戦力のFWマリオ・ゴメスやMFホアキン・サンチェス、MFヨシップ・イリチッチについて次のように述べている。

「ゴメス? ピッチの内外で、これほど溶け込めるとは期待していなかったよ。ずっと前からここにいたかのようだ。正しいメンタリティーを持っている。ホアキン? 素晴らしい才能を持つね。ただ、守備をもっと改善できるはずだ」

「イリチッチ? 彼は昨日、中盤の左インサイドはやりたくないと言った。私には、左サイドをやりたくないと言っている。これじゃあ、残るポジションは少ないね(笑) 一人の選手のためにフォーメーションを変えることはない。個人がチームに適応するんだ。私は、4-3-3の右インサイドハーフか、右のウィングをやれると思う。もしくは、セカンドストライカーだね」