Amazon Kindle Paperwhite登場 日本サービスも開始直前、購入すべき?【デジ通】
電子インクを使用したAmazonの第5世代電子書籍デバイスとなる「Kindle Paperwhite」が米国で発表された。従来より背景の白がより白く、暗いところでも読めるライト内蔵と、これだけでも既存ユーザーが買い換えたくなる要素になっている。そして画面が高解像度化したことで日本でのサービスにも期待が持てる内容となっている。
同社は日本でもKindleを展開することを明言している現在、米国版を買うべきか日本版を買うべきかも判断に迷うところだ。
Amazonは電子書籍など自社のサービスを利用できるKindleの新製品を、1年に1回程度発表している。2011年に発表されたタッチ対応の第4世代Kindleは、2010年発売の第3世代Kindleを持つ筆者にはタッチ対応以外に目立った強化点がないので購入することはなかったが、2012年に登場した製品は様々な面で注目している。
■Kindle Paperwhite
2012年に発表されたKindle Paperwhiteは、Kindleなどの電子インクデバイスユーザーに待望のライトを内蔵、暗いところでも本体のみで読書が可能になった。解像度が従来の167ppiから約1.3倍となる212ppiになり、文字がより高精細に表示できるようになった。価格は$119(9千400円程度)から。
機能よりも価格重視な人には、第4世代のKindleが$69になり、従来よりさらに価格が下がった。日本ではAmazonの動画配信サービスが開始されていないし、米国でのサービスも利用できないので日本人ユーザーが購入しても意味はないが、Kindle Fire HDも米国でのAmazon Prime利用者には興味深い端末だろう。
■米国版を買うかどうか?
日本のユーザーとして気になるのはなにより、Amazon自体が近いうちに日本での電子書籍サービス開始を明言している点だ。このサービスではKindle Paperwhiteがハードウェアの中心的な存在になるだろう。
日本でのKindleがいつ展開されるかわからない状態なら、米国版のKindle Paperwhiteを購入してもいいが、近いうちに日本で電子書籍サービスが提供されるとなると、いますぐ買うかどうかは悩むところだ。
日本でサービスが展開される際、日本語のフォントが多数内蔵されるなど、Kindle日本仕様と言うべき端末が出てくるはずだ。例えば米国で販売されているハードウェアのファームウェアをアップデートすることでそれが利用できればいいが、そうならない場合は、米国版を持ったまま、再度日本版を買うことになってしまう。
解像度が高くなったことで日本語など複雑な文字を表示する際により読みやすくなる。こうした点が日本でのサービスは他社に比べても魅力だと感じるユーザーが多数を占めると思える。
■日本への発送は未対応
そうは言っても一万円を切っているわけで、米国版を購入しアップデートできなくたって日本版を買うことになったとしても、価格がそこそこなので2台持ちだって可能だ。そう思ってとりあえず最新の送料がどうなっているのか購入手続きを進めてチェックしてみることにした。
すると、Kindle Paperwhiteも低価格のKindleも、日本への発送にはまだ対応していなかった(2012年9月7日現在)。これじゃあ米国出張でも行ったときにしか購入できない。米国に住む友人や知人でもいなければ、買うことはできないわけだ。
別の業者経由などAmazon.comから直接買う以外の方法もあるが、簡単に購入できないとなれば迷うことはない。日本でのサービス展開まで待つか、日本への発送が開始されるまで待つのが妥当だ。
Kobo Gloのハードも魅力だが、今回の発表に合わせて、Kindle Serialsという連載小説を一度買えば自動で配信するサービスも開始するなど、他社が2012年夏に発表したハードにもサービスでも先行するAmazonのKindle。日本ではどのようなサービスで開始されるのか楽しみだ。
上倉賢 @kamikura [digi2(デジ通)]
digi2は「デジタル通」の略です。現在のデジタル機器は使いこなしが難しくなっています。
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同社は日本でもKindleを展開することを明言している現在、米国版を買うべきか日本版を買うべきかも判断に迷うところだ。
■Kindle Paperwhite
2012年に発表されたKindle Paperwhiteは、Kindleなどの電子インクデバイスユーザーに待望のライトを内蔵、暗いところでも本体のみで読書が可能になった。解像度が従来の167ppiから約1.3倍となる212ppiになり、文字がより高精細に表示できるようになった。価格は$119(9千400円程度)から。
機能よりも価格重視な人には、第4世代のKindleが$69になり、従来よりさらに価格が下がった。日本ではAmazonの動画配信サービスが開始されていないし、米国でのサービスも利用できないので日本人ユーザーが購入しても意味はないが、Kindle Fire HDも米国でのAmazon Prime利用者には興味深い端末だろう。
■米国版を買うかどうか?
日本のユーザーとして気になるのはなにより、Amazon自体が近いうちに日本での電子書籍サービス開始を明言している点だ。このサービスではKindle Paperwhiteがハードウェアの中心的な存在になるだろう。
日本でのKindleがいつ展開されるかわからない状態なら、米国版のKindle Paperwhiteを購入してもいいが、近いうちに日本で電子書籍サービスが提供されるとなると、いますぐ買うかどうかは悩むところだ。
日本でサービスが展開される際、日本語のフォントが多数内蔵されるなど、Kindle日本仕様と言うべき端末が出てくるはずだ。例えば米国で販売されているハードウェアのファームウェアをアップデートすることでそれが利用できればいいが、そうならない場合は、米国版を持ったまま、再度日本版を買うことになってしまう。
解像度が高くなったことで日本語など複雑な文字を表示する際により読みやすくなる。こうした点が日本でのサービスは他社に比べても魅力だと感じるユーザーが多数を占めると思える。
■日本への発送は未対応
そうは言っても一万円を切っているわけで、米国版を購入しアップデートできなくたって日本版を買うことになったとしても、価格がそこそこなので2台持ちだって可能だ。そう思ってとりあえず最新の送料がどうなっているのか購入手続きを進めてチェックしてみることにした。
すると、Kindle Paperwhiteも低価格のKindleも、日本への発送にはまだ対応していなかった(2012年9月7日現在)。これじゃあ米国出張でも行ったときにしか購入できない。米国に住む友人や知人でもいなければ、買うことはできないわけだ。
日本への発送は未対応 |
別の業者経由などAmazon.comから直接買う以外の方法もあるが、簡単に購入できないとなれば迷うことはない。日本でのサービス展開まで待つか、日本への発送が開始されるまで待つのが妥当だ。
Kobo Gloのハードも魅力だが、今回の発表に合わせて、Kindle Serialsという連載小説を一度買えば自動で配信するサービスも開始するなど、他社が2012年夏に発表したハードにもサービスでも先行するAmazonのKindle。日本ではどのようなサービスで開始されるのか楽しみだ。
上倉賢 @kamikura [digi2(デジ通)]
digi2は「デジタル通」の略です。現在のデジタル機器は使いこなしが難しくなっています。
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