みなさま。
月曜日(23日)のマンデーフットボール、ご覧になりましたか?
フジテレビ「スポルト!」は今シーズン、「モトさん」こと山口素弘さん(現・横浜FC監督)に続いて「ヤッヒー」こと風間八宏さんまで放出することになり(野球解説までいれると高木パパ=横浜コーチも移籍)、残るは清水秀彦さんだけとなって「存続の危機」(?)かもしれないのに、マンデーフットボール最終回(ヤッヒーの巻としては)、愛情こもった作りになってましたね。

筑波大(ヤッヒーさん准教授だったんですね)の蹴球部の部員たちからウッチー内田恭子さん、ジョン・カビラさんまで登場して、労をねぎらっていた。こころよく送り出す姿勢というか、愛されていたヤッヒー。ふろん太くんも登場。風間さん、川崎では、あの合気道のようなサッカーをみんなに教えてがんばってください。でも、「セレクション!」の後任は、ほんとにあのひとなの?

で、遅ればせながら、香川真司くん、優勝おめでとう!ドルトムント、2連覇達成。シンジくん、これで心置きなくステップアップか?それはそうと、シンジくんまだ22歳だけど、ロンドン五輪には出たいのかな?

というわけで、24日、ロンドン五輪の組み分けが決まりました。抽選はウェンブリーでおこなわれたそうです。男子は初戦はスペイン、女子はカナダと対戦することになりました。がんばれ!!

さて、男子は24歳以上の選手(オーバーエイジ)を起用する方針です。

五輪へ「粛々と進めたい」 OA枠活用で関塚監督
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/headlines/20120424-00000047-kyodo_sp-spo.html

そもそも、ワールドカップと差別化するために五輪は23歳以下の年齢別大会と定めたはずのFIFA。しかし、同時に客寄せのためのパンダ=スター選手も出場させたいという、きわめて商業的な動機で導入されている「オーバーエイジ」。

「オーバーエイジ」制度は悩ましい。11人のうちの「3人」にすぎないけれど、いわば「リセット」して、五輪本大会用の「新チーム」を作る。しかも期限は90日。たった3カ月で、予選を通じて団結してきた集団を解体し、作り替えなければならない。

いくつかの問題があって、関塚さんだけでなく、原ヒロミ技術委員長かさらにその上のレベルまで含めたサッカー協会全体として、方針を持つ必要がある。

また、FIFAの通達で「オーバーエイジ」以外の「欧州組」も五輪の招集を受けたら拒否できないことになったことで、香川真司、酒井高徳、宮市亮らの「欧州U-23選手」たちを使うのか、どう使うのか、あるいは使わないのか。これも関さんだけでは決められない重大問題でしょう。(ほかに大津、高木なども。ボーフムの乾はぎりぎりで年齢制限オーバーですか?)

1)モデルチェンジかマイナーチェンジか

まず「欧州U-23組」や「オーバーエイジ」の選手をどこに使うのか。さまざまな「識者アンケート」ではU-23代表の弱点としてCB(センターバック)、DMF(守備的中盤)、FW(フォワード)の補強をおこなうべきだという意見が目につきます。

これらは、チームの幹である「センターライン」を入れ替えるという提案です。予選を突破した「U-23」とは、まったく違うチームを作ることになります。とすると、CB(鈴木、浜田)、DMF(扇原、山口蛍、キャプテン山村)、FW(大迫、永井)などをはずすことを意味する。

また「欧州U-23組」を使うならば、攻撃的中盤の東、山崎、原口あたりまで、はずれるか、またはベンチ組になる可能性というか必要が出てきます。はたしてこれでうまくいくかどうか。この場合、GK権田くんとサイドバック酒井くん以外は全員、予選では出場しなかったメンバーということにもなりかねない。