半月が経過したところだが、アリーグ先発投手陣のランキングを見て、ダルビッシュと黒田博樹の現状を把握したい。規定投球回数以上の投手。

Dar-20120421-Sokatsu1



ダルビッシュは現在のところアリーグの四球配球王である。13は断トツ。当然WHIP(1回あたりの平均出塁数)K/BB(三振と四球の比率)などの数値もワースト5に入る。

それ以上に問題なのが、NP/IP。1回あたりに費やした球数。これもワースト5に入っている。四球が多いうえに勝ち味が遅いために、球数が増えているのだ。

「120球くらいなんともないですよ、もう1試合でも投げられる」と昨日ダルは話したが、リップサービスとしてもいかがなものか。
ダルは昨日、twitterで「こっちに来て思う事、感じる事多々あります。 その中で何よりも松坂さんは凄いなという事が1番。 凄い所で普通の顔して野球している。 多分松坂さんを知ってる人の中で自分が1番松坂さんの凄さをわかってるはず。自分もそうならなければと強く思う。」と書いている。プレッシャーは相当きついようだ。

テキサス・レンジャーズ=TEXは、ハリソン、コルビー・ルイス、ホランドの3人が素晴らしい滑り出し。ダルビッシュにかかる負担は相対的に低くなってはいる。調子は上がっているので、ここから追いつけばよい。課題はコントロール。特に0-2からの。

黒田博樹は●○●と出来不出来がはっきりしすぎているので、平均値をとってもあまり意味がない。「ぬけぬけ」の連鎖から脱することだろう。球速が低かったことからしても、先日は体調が悪かったのだと思う。