『犬と首輪とコロッケと』の初日舞台挨拶に登場した長原成樹監督、鎌苅健太、ちすん、中村昌也、宮下雄也、山口智充
 「自分の中にある、父親像がぴったり重なった」と主人公・成樹少年のおとうちゃん役を演じた山口智充が語る。

 28日、東京・新宿のシネマスクエアとうきゅうにて『犬と首輪とコロッケと』の初日舞台挨拶が実施され、長原成樹監督、鎌苅健太、ちすん、中村昌也、宮下雄也(RUN&GUN)、山口智充が登場した。

 山口に一番印象に残ったシーンを聞いてみると「法事の乱闘シーンがめっちゃ盛り上がってですね、もう、みんな本気でお祭り騒ぎするわ、喧嘩をするわ、なんか映画を撮っているなあ、という実感がして本当に楽しかったですわ!」と振り返った。感動の場面についてコメントすると思われていたのに意外な答えだった。

 このシーンに関して、長原監督は「みんな汗だくで騒いでいてですね、自分がカットの声をかけても誰も聞こえないんですわ。でもね、僕はひとり外で寒かったです。」と語り、共演の中村昌也は「(山口さんは)まるで重戦機みたいで、止めようとした俺なんか吹っ飛ばされました(笑)」、主演の鎌苅健太も「4人がかりで行っても止められなかったもんね」と振り返った。自分の父親像と重なると山口は話していたが、さぞかし凄まじい“おとうちゃん”なのだろう。

 初の映画監督となる長原監督は「この映画を撮るうえで一番こだわったのは、99.9パーセント大阪人の手で作り上げるという事でした。僕の全力を注ぎ込んだ映画ですので、ぜひ何回も劇場に足を運んで、続編を作れるよう、応援をお願いします」と熱いメッセージを送った。

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