「これが我々の望んでいたクリスマスだ」。インテルは21日、延期分のセリエA第1節でレッチェを4−1と下し、4連勝を飾った。クラウディオ・ラニエリ監督はここ7試合で6勝目となる白星、そして首位と勝ち点8差、チャンピオンズリーグ出場権まで6差という状況に満足している。

「ゆっくりと我々にふさわしい位置に近づいてきているね。我々は高い位置へ戻りたいと願っている。このチームには『6プラス』をあげたいよ。ただ、もっともっとやらなければいけない。復調してきているが、もっと多くのことをやれるはずなんだ」

だが、レッチェ戦は先制を許すという好ましくないスタートになった。それでも、指揮官は『スカイ・スポーツ』に対し、次のように続けている。

「だが、チームはそれから戦った。4度もゴールマウスを叩いたんだ。チャンスをつくっていれば、遅かれ早かれゴールは訪れる。そして実際にそうなった」

インテルはFWジャンパオロ・パッツィーニとFWディエゴ・ミリートがそろってゴールを取り戻している。ラニエリ監督にとって初戦となった9月24日以来のことだ。

「ミリートのゴールに感動したか? いや、練習で全力を尽くし、好調なのにゴールを決められていなかった彼のことを考えて、うれしく思ったよ。ディエゴは粘り強い選手なんだ」

MFリカルド・アルバレスもベストプレーヤーの一人だった。

「彼も良かったね。何度も言ってきたが、彼には良いクオリティーがある。もっと彼にプレーさせれば、よりセリエAのことを理解できるだろう。私のせいだね(笑)」

後半開始からMFエステバン・カンビアッソとミリートを投入したことが、後半の素晴らしい出来につながった。

「(ディエゴ・)フォルランを先発で使いたかった。あれだけの長期離脱だったから、後半からプレーする方が良いと彼には言ったんだけどね。だが、彼はプレーすることを熱望していた」

最後に、ラニエリ監督は勝利に満足しながらも、落胆したこともあると話している。

「ピッチが重く、滑りやすかったからだ。我々がゴールチャンスを与えてしまったのは、滑ってしまっていたからだよ。とても残念なことだ。だが、これでいいさ。4連勝なんだしね。良いクリスマスを過ごそう。選手たちはそれに値する。これまで散々悔しい思いをしてきたんだからね」